HB120T: 天文ガイド(TENMON guide) astro camera know how
吸引
「金魚飼育セット980円」に付いていたエアポンプの弁を逆向きに付け直して、
絶好調。振動吸収ブチルゴム足も付けた。
それにしても、プラスチックではなくガラスの水槽に、エアポンプ、フィルタ、
カルキ抜き、金魚の餌、藻、金魚の飼い方の本、等々がセットで980円とは
恐ろるべし、ホームセンター!また、エアポンプは、一人前に吸気側と排気側、
両方に弁が有る本格的なものだった。
実はminitron 63V1N蓄積カラービデオカメラに広角レンズを付けたのを、
お天気&流星観測カメラとして放置プレイするための雨避けケースを探して
いて見付けた。もちろんガラスケースはこの目的で使うつもり。(でもガラス
は硬くて加工が難しい。正直、アクリルの方が良かったのだが。)
欠陥(改良して欲しい点
- 雲台に取り付けられないカメラねじ
カメラねじの両隣にフィルムノブの突起が有るため、干渉して中判カメラ用
雲台に取り付けられない。
- 突起が多くて収納性が悪い
前後、上下に突起が有り収納に困る。前はレンズマウントが有るから仕方無い
として、後ろの吸引バルブや、フィルムノブの上下どちらか一方は何とか
ならんかったのだろうか。
- カメラねじが35mmカメラケースの流用で全然強度不足
レンズマウントのフランジにトラブルが有って電話した時ついでに言ったのですが、
「カメラケース流用のカメラねじが強度不足で、接着剤を併用して固定しても
すぐ外れてクルクル回ってしまうんですけど…」「ああ、それは今月号の星より
機材にも書いてあるように接着剤で固定してください」って、あんた日本語
分かってる?これがその辺の八百屋のおっさんなら構わないが、編集者でしょ。
文屋の端くれが日本語理解できなくてどうするの?それはともかく、接着剤は
温度や湿度が極端に変化すると、すぐ外れてしまう。
さらに付いてきた説明(言い訳)書には「予想外の大量の注文に部品調達が
間に合わなくて、ロットにより金属板加工でなく、カメラケース流用の場合も
有ります」と書いているのだが、"HB-120T"でgoogleしてhitするページ全て
ものの見事にカメラケース用やで。実は金属板加工は部品頒布コーナの宣伝用に
試作したものだけしか無いんちゃう?
PENTAX A*200mmF2.8EDや165mmF2.8に三脚座が有れば…。
- フィルム裏蓋圧板がプラスチック
ボディは別にあんな立派な金属配電盤流用でなくて構わない、むしろプラスチック
の方が手が冷たくなくて良いのだが、圧板とかとにかくフィルム走行面は静電気
防止のため金属にして欲しかった。これまた、説明(言い訳)書には「ロットにより…」
とあるが、googleして見付かるページ全て私と同じプラスチックばかり。
- 遮光不良
素人工作で組み立て精度が低くて、隙間から光が漏れるのは多少仕方無いだろう。
でもそうではない。立派なレンズマウントフランジだが、ピカピカに磨き上げた
アルミによる反射と思われる直径40mmφくらいの光輪が付きまとう。後玉が小さく
フィルム面に近いカメラ用レンズだと余り問題無いが、R200SS用広写野カメラと
して使おうとすると、アルミフランジの反射に悩まされる。こんな天使の輪要らん。
今入っているフィルムを撮り切ったら植毛紙を貼ろう。
(2003/01/19)植毛紙を貼ったら直った。
とにかく35mm一眼レフ用レンズでブローニフィルムに円形写野を写す、もっと
言うと、35mm一眼レフ用対角魚眼レンズを45mm円周魚眼レンズとして使おうと
いうだけのコンセプトで突っ走ってしまっているように見受けられる。言い訳に
「天文ガイド誌の商品でなく、皆様が改造する為のベースとして…」と二言目に
言うのだが、コンセプトが狭く貧弱なため改造のベースには使いづらい。
- 45mmφではなく60mmφ使いたい
せっかく幅60mm有るフィルムなのに45mmφしか使わないのは勿体無い。更に
R200SSのイメージサークル&ドローチュープ内径も約60mmφ。フィルム幅も
イメージサークルも有効に使わないと勿体無い。
- 引き蓋はどっちかと言うと左側の方が良かった。
- どうせならマミヤRB67用フィルムホルダを使うようにして、フィルム送りは
そっちに任せた方が楽チンかつ安上がり。別に自作カメラには全然興味が
無いので、能率良く撮影できる機材を安く調達して、撮影に集中したいだけ
なのだが。
マミヤRB67用フィルムホルダなら今でも安く(1万円(120)〜1.4万円(220))
流通しているので、RB67だとR200SSに付けた時に困るリアフォーカスの長さが
短くて済むボディ、と言うよりは変換リングにしてしまった方が良かった。
BORGあたりが作らないかな。
(2003/01/18)天文ガイドがとうとうやってくれた!!(今回は厭味でなく、本当に
そう思ってます)少し前から風評のリークされていたHB-120G登場!これは買うしか
無い。チューニングベースにも使い易そう。
長所
- とにかくピントがシャープに出る
裏蓋圧板の平面度もさることながら、フィルム真空吸引の威力は絶大で、
1時間超の露光をしても途中のフィルム浮き上がりによるピンボケが無い。
テクニカルバンTP6415の微粒子性が活きてくる。HB-120TとTP6415のコンビ
ネーションは必殺仕事人も真っ青だ。
これが必殺^h撮KODAKテクニカルパンTP6415だ!
追伸
ブローニのスピード仕上げやってくれるDPE店はどこか有りませんか?土日に営業
している所で(サラリーマンなので週末しか身動き取れん)。撮影結果がもっと
すぐ分かれば、今のフィルムを装槙する前に植毛紙貼ったのに。
また上記のWWWページ以下の内容について、正確を期すよう努力は致しますが、
全くの無保証です。ここで得た情報は、全て自分の責任でご利用下さい。
2004/02/29 scan 速報news
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