FreeBSD(98) 2.1.0R RELEASE Version インストールガイド Version 1.2 [Feb. 18, 1996] FreeBSD(98)のインストールは、2HC形式のフロッピーディスクのほか、MS-DOS 形式およびFreeBSD(98) 1.X/2.0形式のハードディスクおよび3.5インチ光磁気 ディスクから行なうことができます。また、ネットワークを経由して、FTPや NFSを用いてインストールすることも可能です。 このドキュメントでは、FreeBSD(98)2.1.0Rのインストールの簡単な説明を行 ないます。インストーラのメッセージや、FreeBSD 2.1.0Rの"INSTALL"や必要 に応じて"sysinstall"のソースコード等を参考にして下さい。 (注意1) インストールプログラムには、安全にインストール作業が行なえるようにさま ざまなチェック機構が設けられています。しかし、全てのディスクの内容を消 去してしまう危険性を否定することができません。したがって、ディスク上の 重要なファイルなどのバックアップを完全に行なってからインストール作業を 行なって下さい。 目次: 1. 基礎知識 1.1. 領域とパーティション 1.2. デバイス名 1.3. マウントポイント 1.4. キーボード 1.5. デバイスの設定 2. ハードウェア構成依存の情報 3. ブートフロッピー等の作成 3.1. フロッピーディスクの準備 3.2. boot.flpおよびroot.flpの作成 3.2.1. 386BSD(98)-C2またはFreeBSD(98)上で作成する場合 3.2.2. MS-DOS上で作成する場合 3.3. 配布ファイルの準備 4. インストール 4.1. 言語の選択 4.2. メインメニュー 4.3. ドキュメント 4.4. オプションの設定 4.5. 領域確保 4.6. ディスクラベルの設定 4.7. 配布ファイルの選択 4.7.1. 配布ファイルのカスタマイズ 4.7.2. X-Window Systemのインストール内容の設定 4.8. メディアの選択 4.8.1. FTPサイトの選択 4.8.2. NFSサーバの選択 4.8.3. ファイルシステムの選択 4.9. インストールの実行 5. FreeBSD(98)の設定 5.1. タイムゾーンの設定 5.2. rootのパスワードの設定 6. FreeBSD(98)のリブート 6.1. リブート時の注意事項 6.1.1. CD-ROMを入れておかないとシングルユーザモードに なってしまう 6.1.2. 起動時はできるが、一部のパーティションがマウン トできない 7. MAKEDEVの実行 8. カーネルソースのみのインストール 9. secrdistのインストール 1. 基礎知識 まず、インストール時に知っておいた方がいい基礎的な事項について説明しま す。以下の内容は、FreeBSD(98)をインストールする場合のみではなく、使用 している時も役に立つ知識ですので、かならず目を通して下さい。(すでに理 解している方には、くどい内容ですが御了承下さい。) 1.1. 領域とパーティション ハードディスクは、すべてを一つのOSで使用することも、複数のOSで分割して 使用することもできます。また、一つのOSが1台のハードディスクを分割して、 あたかも複数のディスクが接続されているかのように使用することもあります。 その、分割された一つ一つの部分を"領域"とよびます。この"領域"はしばしば "パーティション"とよばれることがありますが、このドキュメントでは両者を 明確に区別し、"パーティション"は後で述べるように、ことなる意味で用いま す。 領域とは、いま述べたように、ハードディスクを見かけ上複数のドライブに見 せかける機能(この記述が正確か自信がないですが、そういうものだととりあ えず思って下さい)で、一般的にPC-9801アーキテクチャのハードディスクでは 必ず使用する機能です(大昔は違いましたが)。したがって、ディスク全体を1 つのOSで使う場合も1つの領域が存在します。この領域は、ハードディスクか ら起動する時に、ハードディスク起動メニューで見ることができます。もし、 表示されなければ、TABキーを押したまま起動してみて下さい(NEC製MS-DOSの 場合)。FreeBSD(98)は、各ドライブに複数のFreeBSD(98)の領域を持つことが できますが、起動可能にできるのは、各ドライブの最初にあらわれる FreeBSD(98)の領域のみです。 * MS-DOSのFORMATコマンドの"領域確保"を思い出して下さい。 FreeBSD(98)は、この領域をさらに分割して使用します。この分割した単位を "パーティション"と呼びます。これは、FreeBSD(98)など、BSD-Unix系OSの機 能であり、実際は一つの領域の中に作成します。したがって、ハードディスク 起動メニューで見ることはできません。FreeBSD(98)では、最大で8つのパーティ ションを使用することができ、先頭からaパーティション、bパーティション、... hパーティションとよびます。このうち、bからdまでのパーティションは特別 の意味を持ちます。また、起動ディスクではaパーティションも特別の意味を 持ちます。 まず、起動ディスクのaパーティションは"ルートファイルシステム"とよび、 トップディレクトリになります。そこには、カーネルや、最低限必要なバイナ リそして、設定ファイルなどがおかれます。これは、他のパーティションが破 壊されてもルートファイルシステムが無事であればとりあえずOSを起動するこ とができるようにするためです。FreeBSD(98)は、このaパーティションに最低 でも20MBを割り付ける必要があります。起動ディスクとして使用しなければ、 たとえaパーティションという名前であっても、そのような意味は持ちません。 もちろん、安全のため複数のドライブでFreeBSD(98)起動できるようにしてあ れば、それぞれのaパーティションは特別の意味を持ちます。 bパーティションは"スワップ領域"とよばれ、実際に搭載しているメモリが足 りなくなった時に、メモリの一部をコピーし、自由に使えるメモリを増やす目 的で使用されます(したがって、見かけ上メモリの量が増えることになります)。 また、このパーティションは、カーネルに重大な障害が発生した時に、全メモ リの内容を保存するためにも使用されます(これを見て原因を突き止めること が可能になる場合もあります)。このパーティションには最低でも実際に搭載 しているメモリの2倍の容量を割り付けます。また、それが12MBに見たない時 は12MBにしてください。 cパーティションは、FreeBSD(98)で使用する領域全体を表し、dパーティショ ンはドライブ全体を表します。 なお、FreeBSD(98)の領域と他のBSD-Unix系の386BSD(98)やNetBSD/pc98の領域 を一つのドライブに共存させることはできません。これらのOSは、各領域がど んなOSで使用しているのかというフラグを共有しているからです。 1.2. デバイス名 各ドライブや、領域およびパーティションには必ず名前が付けられます。例え ば、sd2s1aや、cd0aのような名前です。その先頭2文字は次のようになってい ます。 sd SCSIハードディスク od SCSI MOディスク cd SCSI CD-ROM st SCSIテープデバイス wd IDEハードディスク fd フロッピーディスク 次の文字はドライブ番号です。ここで注意しなければならないのは、SCSIデバ イスの場合、ドライブ番号とSCSI IDが一致するとはかぎらないことです。 各デバイスの種類ごとにSCSI IDの小さいデバイスから検索し、見つけた順に0 から番号がふられていきます。ハードディスクやMOの場合、sd2やwd0のように ドライブ番号で終了しているものは、そのドライブ全体を表します。また、 wd0s1aのような場合、このs1の部分が領域番号になっています。もし、sd2s3 というのがあれば、これは、3つ以上の領域に分割されているディスクの領域3 を表しています。最後にa-hの数字が降られている場合は、FreeBSD(98)のパー ティションを表しています。 また、a-hで終っていてs1などの領域をあらわす部分がないこともあります。 これは、各ディスクの最初に見つかったFreeBSD(98)の領域のパーティション を表しています。 [参考] この説明はディスクなどの場合であり、コンソールやネットワーク機 器などのデバイス名にはあてはまりません。 1.3. マウントポイント FreeBSD(98)では、一旦起動した後は"ドライブ"という概念を用いません。 MS-DOSでは、CドライブとかAドライブとかいいますが、FreeBSD(98)にはその ようなものは存在しません。各ドライブ中のパーティションを使用する場合は、 見かけ上ディレクトリを乗っとる形になります。たとえば、/usrというディレ クトリが、sd0s1eを表すようにするためには、そのパーティションと/usrとい うディレクトリを結び付ける作業が必要になります。それを、"マウントする" といいます。そして、マウントするディレクトリのことを"マウントポイント" といいます。また、一旦マウントしたパーティションの中のディレクトリにさ らにことなるパーティションをマウントすることもできます。このようにして、 1つのツリー構造のディレクトリを作成します。ただし、前に説明したように 起動ドライブのaパーティションは、その根幹にあたる"/"にマウントします。 1.4. キーボード メニュー画面やアプリケーションソフトウェアの説明に、どのキーを押すか書 かれていることがあります。その内容は、多くの場合、IBM-PCのキーボードの ことしか考えてありません。FreeBSD(98)では、以下のような読み変えが必要 です。 IBM-PC FreeBSD(98) ------ ----------- ALT GRPH ScrollLock vf3 Enter RETURN (ひんまがった矢印のあるキー) 1.5. デバイスの設定 デバイスには、割り込み番号やDMAチャンネルそれに、メモリウィンドウのア ドレスを設定する必要があります。デバイスドライバによっては自動的に設定 できるものもありますが、そうでないものもあります。自動的に設定できない デバイスで、カーネルの設定と実際の設定がことなる場合、そのデバイスが使 用できないばかりか、場合によっては起動できなかったり使用中にハングアッ プしたりすることがおきます。インストール時に使用するカーネルは、以下の ように設定されています。 I/Oポート 割り込み番号 DMAチャンネル メモリウィンドウ SCSI 0x0cc0 irq 5 (INT1) drq 3 ---- IDE HDD(*1) 0x0640 irq 9 (INT3) ---- ---- 拡張RS-232C 0x00d2 irq 5 (INT1) ---- ---- LGY/LGH/EGY/ 0x00d0 irq 6 ---- ---- IF-2766ET(*2) 0x56d0 irq 5 ---- ---- SIC-98 0x00d0 irq 6 ---- 0xd0000 RE1000 0x00d0 irq 6 ---- ---- 3C589B 0x0300 irq 10 ---- 0xe0000 マウス 0x7fd9 irq 13 (INT6) ---- ---- フロッピーディスク 0x0090 irq 11 (INT42) drq 2 ---- RS-232C 0x0030 irq 4 ---- ---- *1 古いEPSONのノートパソコンの場合は、自動的にI/Oポートを切替えます。 *2 LGY/LGH/EGY/IF-2766ETドライバーは、上記の2つの設定が両方とも設定さ れています。 2. ハードウェア構成依存の情報 2.1. EPSON PC-486HXなど、セカンドキャッシュがライトバック方式の場合、一度 CPUスイッチをLowにしてインストールして下さい。その後、カーネルの configurationファイルに options "WB_CACHE" を加えて再構築して下さい。(handbook.98参照) 2.2. ICMの起動メニューを使用している場合、インストール後にFreeBSD(98)を起動 できなくなることがあります。そのような場合は、MS-DOS附属の起動メニュー に変更しておいて下さい。 2.3. SCSIハードディスクにインストールする場合、SCSIボードによっては、ハード ディスクのシリンダが実際と異なった値として認識される場合があります。そ れに起因して、インストールの過程でnewfsを実行した時にリブートがかかる ことがあります。そのような場合は、後述のfdiskを実行する部分で、`G'を押 し、正しいハードディスクのパラメータを入力して下さい。 DOSのformatコマンドで領域を確保しておくと、シリンダ数をあらかじめ確認 しておくことができます。シリンダ数が実際より多い場合はインストールでき ないので注意して下さい。 注意! DOSのformatコマンドで得られるシリンダ数は、ハードディスクドライ ブがSCSIコマンドの"mode sense"に対して答えるドライブパラメータ(page code 04; Rigid Disk Drive Geometry Page)の値と異なることがあります。 FreeBSD(98)は、DOSのformatコマンドで得られるドライブの諸元と同じもの (初期化時にBIOSによって設定されます)を使用し、ディスクドライブの返す値 は使用しません。必ず、実際に使用するハードディスクとI/Fボードの組合せ で、DOS上で確認して下さい。 2.4. SCSIハードディスクにインストールする場合、バスマスターモードではハング アップする可能性があります。DMA転送モードにして使用して下さい。 3. ブートフロッピー等の作成 インストールに先立ち、boot.flpとroot.flpという名前のディスクを作成しま ておきます。 3.1. フロッピーディスクの準備 インストールに使用するディスクは、512バイト/セクタ、15セクタ/トラック、 80シリンダの両面倍密度のいわゆる2HCフォーマットを行なう必要があります。 3.5インチの場合も"2HC"相当のフォーマットを行なって下さい。MS-DOS上でこ のフォーマットを行なうには、 (NEC製MS-DOSの場合) C> format a: /5 (EPSON製MS-DOSの場合) C> format a: /E というように、/5または/Eをつける必要があります。後ほど使用するバイナリー や98ファイル群も同じフォーマットのディスクにコピーして使用します。必要 な枚数分をフォーマットしておきましょう。 3.2. boot.flpおよびroot.flpの作成 boot.flpは、インストール時に使用するブートディスクです。また、root.flp には、インストール時に必要となるバイナリーファイルが入っています。いず れも、98用ファイル群中のイメージファイルから作成します。もし、boot.flp やroot.flpではなく、boot.flp.gzやroot.flp.gzというファイル名のばあいは、 gzip -d boot.flp.gz root.flp.gz としてください。 3.2.1. 386BSD(98)-C2またはFreeBSD(98)上で作成する場合 386BSD(98)-C2または、FreeBSD(98)上でboot.flpとroot.flpを作成する場合は、 2HCディスクをドライブ1に挿入して、 % dd if=boot.flp of=/dev/rfd0a bs=15k count=80 と入力してboot.flpを作ります。boot.flpを作成したら、別のディスクに入れ 換え、 % dd if=root.flp of=/dev/rfd0a bs=15k count=80 とし、root.flpを作成します。 [参考] ワークステーションのフロッピーディスクドライブには、2HC形式が使 用できないものがありますので注意して下さい。 3.2.2. MS-DOS上で作成する場合 boot.flpおよびroot.flpを2HCディスクの物理セクタの先頭から書き込む必要 があります。物理セクタの先頭から書き込むため、rawrite.exeというMS-DOS の実行ファイルがtools98というディレクトリの中のdostoolsの中に用意され ています。 まず、MS-DOS上で、boot.flpなどのファイルを用意し、それらのファイルのあ るディレクトリで、 C> RAWRITE と実行して下さい。するとソースファイル名を尋ねてくるので、boot.flpなど のファイル名を指定して下さい。次に、ドライブ番号を尋ねてくるので、2HC でフォーマットされたフロッピーディスクのあるドライブを指定して下さい。 この時指定するのは、MS-DOSのドライブ番号です。 使用例 ------ C> rawrite RaWrite(98) 1.0 - Write disk file to raw 2HC diskette (C)Copyright KATO Takenori, 1995. Enter source file name: boot.flp Enter destination drive: a Please insert a formatted 2HC diskette into drive A and press RETURN key : Done. 注意! rawriteは、ディスクキャッシュドライバによっては相性が悪い場合が あります。エラーが出て書き込めないようなら、config.sysやautoexec.batが ない状態で試してみて下さい。 3.3. 配布ファイルの準備 次に、インストールする配布ファイルの準備をします。最低限 用意しなければ ならないのは、 IBM-PC用の bin 実行ファイル等 src/ssys.?? カーネルソース とPC98用の 98bin 98用に変更されたバイナリー(カーネルを含む) kern98.tar.gz 98用のカーネルソースおよびパッチ です。必要に応じて IBM-PC用の games ゲーム dict ispell等で使用する辞書 manpages マニュアルページ info GNU infoページ proflibs プロファイルドライブラリ src すべてのソースファイル compat1x FreeBSD 1.1.5.1のバイナリーを実行するためのシェ アードライブラリ compat20 FreeBSD 2.0のバイナリを実行するためのシェアー ドライブラリ XF86312 XFree86 3.1.2 とPC98用の X98312B0 98用のXサーバ なども用意します。 これらのファイルを2HCフロッピーディスクやMOあるいはハードディスク上に 作成しておいて下さい。2HCフロッピーディスクの場合はトップディレクトリーを "bin"など、上記の名前と同じにして、5つずつに分けていれます。DOSの ハードディスクに作成する時は、ルートディレクトリにFreeBSDという名前の ディレクトリ作成し、そこに"bin"などを作成して置いて下さい。 また、kern98.tar.gzは/usr/src/sys以下のファイルのうちPC98用に変更された ファイルと、パッチをtar + gzipでまとめたものです。オリジナルのカーネル ソース展開後にインストールします。 4. インストール これから、インストールの方法を説明します。まず、全体の流れを示します。 インストールの流れは、 1. 日本語表示を行なうかどうかの選択 2. オプションの設定 3. 領域確保 4. パーティション分割 5. インストール内容の設定 6. メディアの選択 7. インストールの実行 8. 各種設定 となっています。いずれも画面に表示されるメニューにしたがって必要な事項 を入力するだけで行なえます。次に、インストールの手順を詳しく説明してい きます。 インストール時にディスクの各パーティションのサイズを決定しますが、一旦 インストールした後に変更するのは、まず、不可能です。したがって、インス トールを実行する前に、 1. FreeBSD(98)でどれだけの容量を使用するか。 2. FreeBSD(98)のe-hの各パーティションにどのディレクトリーを割 り当てるか。(aからdは変更できません。) 3. a-hの各パーティションにどれだけの容量を割り当てるか。 を十分検討しておく必要があります。将来どのように使用していくかも検討し、 時間をかけて考えて下さい。これらの内容を決めたら、まず、boot.flpから起 動して下さい。 *各メニューの切替に時間がかかることがあります。 4.1. 言語の選択 まず、boot.flpをドライブに挿入して、計算機を起動して下さい。もし、 CD-ROMやMOを利用する場合は、あらかじめディスクを入れておいて下さい。 一旦起動した後では、インストーラに新たにドライブを認識させることができ ません。 boot.flpから起動すると、 +-- Japanese Message Check ---+ | Do you use Japanese message | +-----------------------------+ | < Yes > < No > | +-----------------------------+ と表示されます。このままリターンキーを押してYesを選択すると、メニュー が日本語で表示されます。また、TABキーを使ってNoを選択してからリターン キーを押すと英語表示になります。このドキュメントでは日本語表示に沿って 説明します。 注意! すべてのメニューの日本語化は行なわれていません。日本語を選択し ていても、一部のメニューは英語で表示されます。また、日本語訳のチェック は不十分であるため、誤った記述がある可能性もあるので注意して下さい。 4.2. メインメニュー 表示言語を選択すると、 +------------------ Welcome to FreeBSD(98) 2.1.0-RELEASE! ------------------+ | これは FreeBSD インストールシステムのメインメニューです. 次のオプションを | | 矢印キーかオプション名の最初の文字をタイプして選択してください. | | オプションは[RETURN]を押すことで呼び出されます. | | +-----------------------------------------------------------------------+ | | | Usage Quick start - このメニューシステムの使い方 | | | | Doc FreeBSD のドキュメントのより詳細な説明を行います | | | | Options このユーティリティの種々のオプションを選択します | | | | Novice 初心者向けインストールを始めます | | | | Express クイックインストールを始めます | | | | Custom カスタムインストールを始めます | | | | Fixit fixitフロッピーをマウントして修理モードを実行します | | | | Upgrade 2.0.5 システムをアップグレードします | | | | Configure FreeBSDのインストール後の設定を行います | | | | Quit このメニュー(インストール)を終了します. | | | | Load 前設定ファイルをフロッピーからロードします | | | +-----------------------------------------------------------------------+ | +---------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +---------------------[ F1 を押せば使用法を表示します ]---------------------+ と表示されます。カーソルの上下キーを使ってハイライトバーを動かして、項 目を選択し、リターンキーまたはスペースバーを押すと選択した項目が実行さ れます。Usage を選択するとメニューの使い方が表示されます。 +----------------------------------- usage ------------------------------------+ | このシステムの使い方 | | ==================== | | | | 次のキーはこのインストール実行中に表示されるほとんどのダイアログの中で | | 解釈されます: | | | | キー アクション | | ---- ---------- | | UP ARROW 前の項目 (テキストフィールドでは上) に移動します。 | | DOWN ARROW 次の項目 (テキストフィールドでは下) に移動します。 | | TAB 次の項目またはグループに移動します。 | | RIGHT ARROW 次の項目またはグループに移動します。(TAB と同じ) | | SHIFT-TAB 前の項目またはグループに移動します。 | | LEFT ARROW 前の項目またはグループに移動します。(SHIFT-TAB と同じ) | | RETURN 項目を選択します。 | | ROLL DOWN テキストボックスで、前のページに戻ります。 | | ROLL UP テキストボックスで、次のページに進みます。 | | SPACE 「ラジオボタン」や複数の選択肢があるメニューで、現在の | | 項目をトグルします。help 画面では次のページのテキストに | | スクロールします。 | +----------------------------------------------------------------------( 33%)--+ | < EXIT > | +------------------------------------------------------------------------------+ 右下のパーセンテージ (ここでは 33%) は選択したメニューやドキュメントの 全体に対して何% が表示されているかを示しています。100% でない場合は、 カーソルキーでスクロールして残りを読むことが出来ます。 では、メインメニューに戻り、カーソルキーでDocを選択して リターンキーを押して下さい。 4.3. ドキュメント +---------------- Documentation for FreeBSD(98) 2.1.0-RELEASE ----------------+ | 初心者は FreeBSD のインストールをステップバイステップで案内するインストール | | ガイドを読むのがよいでしょう. 一般的な情報は README ファイルにあります. | | +-------------------------------------------------------------------------+ | | | README 一般的な FreeBSD の説明を読みます. | | | | Install FreeBSD(98) のインストールガイド. | | | | Copyright FreeBSD の著作権情報. | | | | Release FreeBSD このバージョンのリリースノート. | | | | Copyright.98 FreeBSD(98) の著作権情報. | | | | Relnote.98 FreeBSD(98) このバージョンのリリースノート. | | | | HTML Docs Go to the HTML documentation menu (post-install). | | | | Exit このメニューを終了します(前に戻る) | | | +-------------------------------------------------------------------------+ | +-----------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +---------------------[ F1 を押せばヘルプを表示します. ]----------------------+ と表示されます。これは、各種ドキュメントのリストで、カーソルキーで選択 して、リターンキーを押すことにより読むことができます。最低でも Copyright Copyright.98 Relnote.98 を読んで下さい。FreeBSD(98)を使用するためにハードディスクに複製するた めには、CopyrightとCopyright.98の内容を承認する必要があります。読みた いドキュメントをすべて読んだら、Exit にハイライトバーを移動させ、リター ンキーを押して下さい。するとメインメニューに移動します。 4.4. オプションの設定 メインメニューでOptionsを選択し、リターンキーを押して下さい。すると、 -------------------------------------------------------------------------------- Options Editor Name Value Name Value ---- ----- ---- ----- NFS Secure NFS Slow Debugging Yes to All FTP OnError abort FTP Retries 4 FTP username ftp Tape Blocksize 20 Extract Detail high Release Name 2.1.0-RELEASE Browser Pkg lynx-2.4.2 Browser Exec /usr/local/bin/lynx Media Type Package Temp Use Defaults [WHAP!] Use SPACE to select/toggle an option, arrow keys to move, ? or F1 for more help. When you're done, type Q to Quit. NFS server talks only on a secure port -------------------------------------------------------------------------------- と表示されます。それぞれの項目はチェックボタンになっていて、スペースバー によりON/OFFを切替えます。各項目の内容は、 NFS secure NFSサーバがsecure portのみを使用する場合に選択して下さい。 NFS Slow 遅いネットワークでNFSを使用する場合は選択して下さい。 Debugging 詳細なデバッグ情報を表示します。インストールがうまくいかない時 はこのオプションを選択して、何が起こっているのか確認して下さい。 FTP OnError FTPを使用してインストールする場合、転送に失敗した時には中断し ます。 FTP Retries FTPを使用してインストールする場合の再試行回数を指定します。 FTP username FTPを使用してインストールする場合のユーザ名とパスワードを指定します。 匿名FTPでは一般に anonymous または ftp です。 Tape Blocksize テープからインストールする場合にブロックサイズを指定します。 Extract Detail high デバッグ画面での展開の途中経過のレポートの程度を指定します。 Release Name 2.1.0-RELEASE 媒体からロードするリリースを指定します。変更しないで下さい。 Browser Pkg lynx-2.4.2 HTML形式のドキュメントを読むためのブラウザの指定。 Browser Exec /usr/local/bin/lynx HTML のブラウザとして起動するコマンド名。 Media Type インストールに使用する媒体のタイプ。 Package Temp パッケージのインストールの際に使用されるワークディレクトリ。 Use Defaults [WHAP!] デフォルトに戻します。 もし、FTP usernameを選択した場合、 +------------ Value Required -------------+ | ログインするユーザー名を入力して下さい: | | +-------------------------------------+ | | |ftp | | +-+-------------------------------------+-+ | < OK > | +-----------------------------------------+ と表示されるので、FTPサーバのホスト上でのユーザ名を入力しリターンキー を押して下さい。次に、 +------------- Value Required --------------+ | このユーザーのパスワードを入力して下さい: | | +---------------------------------------+ | | | | | +-+---------------------------------------+-+ | < OK > | +-------------------------------------------+ と表示されるので、パスワードを入力して下さい。 警告! 入力したパスワードは画面に表示されます。他の人が見ている環境で は入力しないで下さい。 必要なオプションを選択したら qを押して下さい。するとメインメニューに戻ります。 4.5. 領域確保 メインメニューに戻ったら Novice、Express、Upgrade など適切なものを選択して 下さい。ここでは例として Novice を選択します。すると、 +--------------------------------- Message ----------------------------------+ |次のメニューはDOSの("fdisk")の形式でハードディスクの割り当てを行います. | |単純に全てのディスク領域を FreeBSD にするなら(既に何があっても選択した全て | |ディクスを上書きしてしまいます), (A)ll コマンドを選択して (Q)uit してくだ | |さい. 空き領域を FreeBSD に割り付けるなら "unused" に移動して (C)reate | |コマンドを使います. | +--------------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +------------------------[ Press enter to continue ]-------------------------+ というように、まず次のメニューの説明が必ず表示されます。enter を入力して先に 進みます。 SCSIディスクが複数台 ある場合など、インストール可能なデバイスが複数の場合は +----------------------------- Select Drive(s) ------------------------------+ | この操作を続けたい(複数の)ドライブを選択してください. | | 最初でないドライブにブートパーティションをインストールするかあなたの | | マシンに複数のオペレーティングシステムがあるなら, 後でブートマネジャを | | インストールするオプションが使えます. ドライブを選択するには矢印キーで移動 | | して [SPACE] を押してください. | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | [ ] sd0 SCSI disk device | | | | [ ] sd1 SCSI disk device | | | +------------------------------------------------------------------------+ | +----------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------[ F1 を押せばディスクジオメトリに関する重要な情報を表示します! ]------+ のように表示されます。カーソルキーでインストールしたいデバイスにハイラ イトバーを移動してスペースバーを押して下さい。すると、 [X] sd0 SCSI disk device のように、"X"が表示されます。なお、インストール可能なデバイスが一つし かない場合は、このメニューは表示されません。(sdはSCSIハードディスクを 表し、IDEハードディスクはwdになります。)インストールしたいデバイスを選 択したらリターンキーを押して下さい。 もし、FreeBSD(98)を、既存のFreeBSD(98)あるいはMS-DOSの領域からインストー ルしたい場合は、その領域のあるディスクも選択しておいて下さい。 重要! 同一ドライブ上にNetBSD/pc98や386BSD(98)とFreeBSD(98)の領域を共 存させることはできません。 注意! SCSIデバイスのsdの後の数字はSCSI ハードディスクをID順に並べ たものになっています。必ずしもSCSI IDと一致しているわけではないので注 意して下さい。 画面表示は、 +-------------------------------- Message --------------------------------+ |次は, 今作成した fdisk パーティションの内部に BSD パーティションを作成 | |します. ディスク領域の合計が適当(200MB 以上)にあり, 何か特別の要求がな | |ければ, 自動的に領域を割り付ける (A)uto コマンドを使います. | |特別の要求があるか (A)uto で選んだレイアウトが気に入らないなら, F1 を押 | |せば手動のレイアウトのより詳しい情報が表示されます. | +-----------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +-----------------------[ Press enter to continue ]-----------------------+ という説明に続いて -------------------------------------------------------------------------------- Disk name: sd0 FDISK Partition Editor DISK Geometry: 1328 cyls/8 heads/34 sectors Offset Size End Name PType Desc Subtype Flags 0 361216 361215 - 6 unused 0 The following commands are supported (in upper or lower case): A = Use Entire Disk B = Bad Block Scan C = Create Partition D = Delete Partition G = Set Drive Geometry S = Set Bootable U = Undo All Changes Q = Finish W = Write Changes The currently selected partition is displayed in reverse video. Use F1 or ? to get more help, arrow keys to move. -------------------------------------------------------------------------------- のようになります。もし、すでに確保された領域があれば表示され、Descにそ れを利用するOSの種類(freebsd=FreeBSD(98)、fat=MS-DOS)が表示されます。 DISK Geometry: 1328 cyls/8 heads/34 sectors この例ではハードディスクはBIOS上では1トラックあたり 34セクタで、1シリン ダあたり 8トラックで、1328シリンダ(約186MB)です。画面に表示されている のは領域の確保状況で、この例では領域確保されている部分がありません(フォー マットしただけです)。ここで、'C'と押すと領域確保を行ないます。まず、 +------------------- Value Required -------------------+ | 新しい FreeBSD パーティションの名前を入力して下さい. | | +--------------------------------------------------+ | | |FreeBSD | | +-+--------------------------------------------------+-+ | < OK > | +------------------------------------------------------+ と表示されます。領域の名前を入力して下さい。FreeBSD以外にする理由がな ければ、そのままリターンキーを押して下さい。すると、 +------------------------ Value Required ------------------------+ | 新しい FreeBSD パーティションのブロックサイズを入力して下さい, | | 後ろに `M' を付けるとメガバイトになります (例 20M). | | +------------------------------------------------------------+ | | |361216 | | +-+------------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------+ と表示されます。確保する容量またはセクタ数を入力して下さい。容量で指定 する場合は、'120M'のように、最後に大文字の'M'をつけて下さい。値を入力 したらリターンキーを押して下さい。もし、値を変更せずに、リターンキーを 押すと、確保可能な最大の容量をFreeBSDに割り付けます。この例ではそのま まリターンキーを押します。すると、画面の領域情報は、 Offset Size End Name PType Desc Subtype Flags 0 272 271 - 6 unused 0 272 360944 361215 sd0s1 3 freebsd 50324 C のようになります。2行目が今確保した領域です。そのままリターンキーを押 したのにSizeが小さくなっていて、始めの 300セクタが未使用のままになって いますが異常ではありません。PC-9801シリーズの場合、先頭の1シリンダーは ハードディスク起動メニューや、領域の情報を格納するために予約されていま す。そのため、8 x 34 = 272セクタは使用されないのです。(この数字はハー ドディスクおよびインターフェイスボードにより変化します。) もし、いま表示されているドライブが、FreeBSD(98)の配布物のあるデバイス の場合は、確認するだけで変更する必要はありません。この時、Nameの項目を 確認しておいて下さい。 これで問題がなければ'Q'をおしてください。ブートセレクタの選択に移り ます。もし、間違えた場合は、消去したい領域にカーソルキーでハイライトバー を移動し、'D'を押して下さい。指定した領域が削除されます。(FreeBSD(98)を インストールする領域をあらかじめMS-DOSで確保した場合も、一度'D'を押して その領域を削除しておいて下さい。) もし、はじめに複数のデバイスを指定している場合は、'Q'を押すと、次のデ バイスの設定になります。画面の先頭の'Disk name:'の部分が変わるはずです。 そして、すべてのデバイスを設定すると、メニューに戻ります。 重要! 一旦確保した領域をインストール後に変更するのは不可能です。十分 注意して設定して下さい。 ブートセレクタを以下のメニュー画面で選択します。 +-------------------------------- overwrite me --------------------------------+ | FreeBSD はマシンのブート時に FreeBSD と他のオペレーティングシステム | | を簡単に選択できるブートセレクタが使えるようになりました. 1つ以上のドライブ | | があり, 他のドライブからブートしたい場合は, ブートセレクタが使用できます. | | (PC BIOS の場合は普通制限があってこのようなことはできません). | | ブートセレクタを望まないなら, 又は現在あるものに置き換えたいなら "standard" | | を選択してください. マスタブートレコードをそのまま残したいなら "none" を | | 選択してください. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | | (*) BootMgr FreeBSD ブートマネジャをインストールします ("Booteasy") | | | | ( ) Standard 標準 MBR を使います インストールします (no boot manager) | | | | ( ) None マスタブートレコードをそのまま残します | | | +--------------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +-----------------[ F1 を押せばインストールガイドが読めます ]------------------+ FreeBSD(98) では Standard または None を選択します。一般的には None を 選択すれば起動メニューから DOS や FreeBSD を選択して起動できるように なります。 4.6. ディスクラベルの設定 つぎに、確保した領域をさらにパーティションに分割します。領域を確保したら、 +-------------------------------- Message --------------------------------+ |次は, 今作成した fdisk パーティションの内部に BSD パーティションを作成 | |します. ディスク領域の合計が適当(200MB 以上)にあり, 何か特別の要求がな | |ければ, 自動的に領域を割り付ける (A)uto コマンドを使います. | |特別の要求があるか (A)uto で選んだレイアウトが気に入らないなら, F1 を押 | |せば手動のレイアウトのより詳しい情報が表示されます. | +-----------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +-----------------------[ Press enter to continue ]-----------------------+ という説明の後に ------------------------------------------------------------------------------ FreeBSD Disklabel Editor Disk: sd0 Partition name: sd0s1 Free: 360944 blocks (176MB) Part Mount Size Newfs Part Mount Size Newfs ---- ----- ---- ----- ---- ----- ---- ----- The following commands are valid here (upper or lower case): C = Create D = Delete M = Mount W = Write N = Newfs Opts T = Newfs Toggle U = Undo Q = Finish A = Auto Defaults for all! The default target will be displayed in reverse video. Use F1 or ? to get more help, arrow keys to move. ------------------------------------------------------------------------------ と表示されます。ここでは、FreeBSD(98)の領域をさらにどのようなパーティ ションに分割するかを指定します。もし、既存のFreeBSD(98)または、MS-DOS の領域が含まれている場合は、すでに表示されています。 この例では、何もインストールされていないドライブについて説明します。 最も簡単なのは A でインストーラに計算させる方法です。 今回の例ではインストーラは以下のようなパーティションに分割します。 Part Mount Size Newfs Part Mount Size Newfs ---- ----- ---- ----- ---- ----- ---- ----- sd0s1a / 32MB UFS Y sd0s1b 27MB SWAP sd0s1e /var 30MB UFS Y sd0s1f /usr 87MB UFS Y 必ず必要なパーティションはaパーティションで、ここに、カーネルや、最低 限必要なバイナリや設定ファイルなどをおきます。さらに、'bパーティション' というスワップ領域を設定する必要があります。実際にはaパーティションは あまり大きくせず、残りを別なパーティションに割り当てます。また、スワッ プパーティションは複数のドライブに設けることが可能です。 もしインストーラが決定したパーティション構成が気に入らなければ C で 一つずつパーティションを作成して行きます。 重要! 一旦割り付けたパーティションをインストール後に変更するのは不可 能です。十分注意して内容を決めて下さい。 警告! Newfsの項目が'Y'になっているパーティションは、一度内容を全部消 去します。もし、既存のパーティションを表していて、その内容を消去される と困る場合は、'T'をおしてNewfsのところが'N'になるようにしてください。 重要! もし、既存のFreeBSD(98)の領域からインストールする場合、該当する 領域を表す部分にハイライトバーを移動させ、'M'をおしてマウントポイント を指定して下さい。このマウントポイントは後でインストールするメディアの 選択の時に入力するので忘れないようにして下さい。また、そのような領域に 対して'Newfs'を実行すると中身が全部消去されてしまうので、もし、'Newfs' の部分が'N'でなければ、'T'を押して表示が'N'になるようにして下さい。 重要! FreeBSD(98) 1.Xからのバージョンアップの場合は、かならずルートファ イルシステムに対してNewfsを実行して下さい。もし、Newfsを実行しない場合、 FreeBSD(98) 2.1.0Rを起動することはできません。 注意! FreeBSD(98)移植チームは、旧バージョンからの上書きアップデートを 行なわず、DOSパーティションやデータ領域を除くすべてのファイルシステム に対してNewfsを実行することを推奨します。 4.7. 配布ファイルの選択 +-------------------------------- Message ---------------------------------+ |インストールサブセットを選ぶ段階になりました. 最小インストールセットから | |X11 開発者用の構成まで, いくつかの配布セットがあります. | |提供したものに適合しないなら, カスタム配布セットを選ぶこともできます. | +------------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +-----------------------[ Press enter to continue ]------------------------+ という説明に続いて +---------------------------- Choose Distributions ----------------------------+ | 便利なように, いくつかの"パックになった"インストールタイプを提供して | | います. これらは最も適切と思われるシステムのタイプを選んでいます. | | インストールするリストをあなた自身で選びたいなら, 単純に "custom" を選択して | | ください. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | | Developer 全ソース, バイナリとドキュメント(ゲームなし) [180MB] | | | | X-Developer 上と同様, しかし XFree86 を含めます [201MB] | | | | Kern-Developer 全バイナリとドキュメント, カーネルソースのみ [70MB] | | | | User 平均的使用者 - binaries and doc but no sources [52MB] | | | | X-User 上と同様, しかし XFree86 を含めます [52MB] | | | | Minimal 可能な限り最小の構成 [44MB] | | | | Everything 全ソース, バイナリ と XFree86 バイナリ [700MB] | | | | Custom 独自の配布ファイルセットを指定します [?] | | | | Clear 選択した配布リストをリセットします | | | +--------------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +-------------[ F1 を押せばこれらのオプションの情報を表示します. ]-------------+ と表示されます。画面に表示されていないメニューはカーソルキーでスクロール すると表示されます。一般的にはUserまたはX-Userが無難です。 4.7.1 配布ファイルのカスタマイズ もし、Customを選択すると、 +--------------- Select the distributions you wish to install. ----------------+ | インストールしたい配布ファイルをチェックしてください. 最小構成でも | | "bin" と "98bin" は必要です. 警告: DES 配布物はアメリカ合衆国および | | カナダの外には輸出できません! これは合衆国のユーザのみ使用できます. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | |[ ] bin 基本バイナリ配布 (必須) [36MB] | | | |[ ] 98bin PC98 基本バイナリ配布 (必須) [XXMB] | | | |[ ] commercial 商用デモとシェアウェア [10MB] | | | |[ ] compat1x FreeBSD 1.x バイナリコンパチビリティパッケージ [2MB] | | | |[ ] compat20 FreeBSD 2.0 バイナリコンパチビリティパッケージ [2MB] | | | |[ ] DES 米国/カナダ以外へ輸出禁止! DES encryption コード [.3MB] | | | |[ ] dict スペルチェック辞書ファイル [4.2MB] | | | |[ ] games ゲームとその他の娯楽 (商用ではない) [6.4MB] | | | |[ ] info GNU info ファイル [4.1MB] | | | |[ ] man システムマニュアルページ - 強く推奨します [3.3MB] | | | |[ ] proflibs ライブラリのプロファイル版 [3.3MB] | | | |[ ] src DES を除いた全てのソース [120MB] | | | |[ ] XFree86 XFree86 3.1.2-S 配布 | | | |[ ] Experimental 作業途中のソフト! | | | +--------------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------------------------------------------------------------------------------+ と表示されます。ハイライトバーを移動させ、スペースバーを押すことにより インストールするかしないかを選択します。インストールする配布物には"X" が付けられます。画面にない項目はカーソルを移動させると表示されます。 重要! アメリカ合衆国およびカナダ国内で(ネットワーク的ではなく物理的 に!)インストールする場合を除き、アメリカ合衆国またはカナダからファイ ルを取り寄せる設定でDESを選択してはいけません。 [参考] 日本国内にはアメリカ合衆国およびカナダの外で開発されたFreeBSD 2.1.0のDES配布物互換のものがおかれている場合があります。そのようなもの を利用する場合はDESを選択しても構いません。ただし、そのようなファイル をアメリカ合衆国またはカナダに輸入できるかどうかは把握していません。 4.7.2. X-Window Systemのインストール内容の設定 もし、配布物にXが含まれる場合は、 +----------------------- XFree86 3.1.2 Distribution -----------------------+ | XFree86 3.1.2 配布に必要な構成を選択してください. | | 基本構成セットと少なくとも1つのサーバとフォントセットをメニューから選ぶ | | ことを推奨します. | | +----------------------------------------------------------------------+ | | | Basic 基本構成メニュー (必須) | | | | Server X サーバメニュー | | | | Fonts フォントセットメニュー | | | | Exit このメニューを終了します(前に戻る) | | | | Clear XFree86 配布リストをリセットします | | | +----------------------------------------------------------------------+ | +--------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------[ F1 を押せば FreeBSD 用の XFree86 リリースノートが読めます ]-------+ と表示されます。まず、Basicを選択して下さい。すると、 +----------------- XFree86 3.1.2 base distribution types ------------------+ | インストールしたい基本 XFree86 構成をチェックしてください. | | +----------------------------------------------------------------------+ | | | [X] bin Xクライアントアプリケーションと共有ライブラリ [4.1MB]. | | | | [X] lib 実行時に必要なデータファイル [750K] | | | | [ ] xicf Customizable xinit runtime configuration file [10K] | | | | [X] xdcf Customizable xdm runtime configuration file [20K] | | | | [ ] etc Clock setting and diagnostic source codes [70K] | | | | [ ] doc READMEs and release notes [600K] | | | | [X] man マニュアルページ [1.7MB] | | | | [ ] ctrb Various contributed binaries (ico, xman, etc) [550K] | | | | [ ] prog Programmer's header and library files [4.1MB] | | | | [ ] link Kit to reconfigure/rebuild X Servers [8.8MB] | | | | [ ] ubin rstart daemon [2K] | | | | [ ] pex PEX fonts and libs needed by PEX apps [290K] | | | | [ ] sources XFree86 3.1.2-S standard + contrib sources [200MB] | | | +----------------------------------------------------------------------+ | +--------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------[ F1 を押せば FreeBSD 用の XFree86 リリースノートが読めます ]-------+ と表示されます。ここで、基本的なバイナリのうち、何をインストールするか 選択します。リターンキーを押すと前の画面に戻ります。次に、Serverを選択 して下さい。すると、 +------------------------- X Server selection. --------------------------+ | インストールしたいXサーバのタイプにチェックしてください. | | あなたのグラフィックカードでどのサーバが動くか不確かなら, EGC サーバを | | 推薦します (EGC サーバはほとんどの PC-9800 ディスプレに適合します). | | +--------------------------------------------------------------------+ | | | [X] EGC EGC 640x400 mode [1MB] | | | | [ ] NKV EPSON PCNKV/PCNKV2 [1MB] | | | | [ ] GANBWAP MELCO WAP2000/4000 IO GA-98NBII/IV [1MB] | | | | [ ] NEC480 PEGC 640x480 mode [1MB] | | | | [ ] NECCIR NEC CL-GD5426,5428 (B-Mate/Xe/CanBe etc.) [1MB] | | | | [ ] NECS3 NEC WAB-A/B [1MB] | | | | [ ] PWLB Canopus PW928GLB/928IILB [1MB] | | | | [ ] PWSKB PW801/801+/928/928G/801G/928II EPSON PCSKB/2/4 [1MB] | | | | [ ] WABS WAB-S,1000/2000,WSR-E/G [1MB] | | | | [X] MISC XF86Config & Documents for PC98 [1MB] | | | | [ ] nest テスト目的の入れ子サーバ [1MB] | | | +--------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +-----[ F1 を押せば FreeBSD 用の XFree86 リリースノートが読めます ]------+ と表示されます。必要なサーバを選択して下さい。また、MISCを選択すると、 EGCサーバ用のXF86ConfigとPC98用のドキュメントがインストールされます。 MISCをインストールすることを強く推奨します。選択したらリターンキーを押 し、前のメニューに戻って下さい。そして、Fontを選択して下さい。すると、 +-------------------- Font distribution selection. --------------------+ | インストールしたい個々のフォント配布ファイルをチェックしてください. | | サーバをインストールするなら, 最小限, 標準 75 DPI と雑多なフォントを | | インストールしてください(これらはデフォルトとして選択されます). | | +------------------------------------------------------------------+ | | | [X] fnts 標準 75 DPI と雑多なフォント [3.6MB] | | | | [ ] f100 100 DPI フォント [1.8MB] | | | | [ ] fcyr Cyrillic フォント [1.8MB] | | | | [ ] fscl Speedo and Type スケーラブルフォント [1.6MB] | | | | [X] non 日本語, 中国語と他の非英語フォント [3.3MB] | | | | [ ] server フォントサーバ [0.3MB] | | | +------------------------------------------------------------------+ | +----------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +----[ F1 を押せば FreeBSD 用の XFree86 リリースノートが読めます ]-----+ と表示されるので、必要なフォントを選択し、リターンキーを押して下さい。 (日本語を使う場合はnonも選択して下さい) そして、Exitを選択してリターンキーを押すと、インストールオプションのメ ニューに戻ります。 4.8. メディアの選択 +-------------------- Message --------------------+ |最後に, インストールメディア(媒体)を指定します. | +-----------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +-----------[ Press enter to continue ]-----------+ という説明に続いて +------------------------- Choose Installation Media -------------------------+ | FreeBSD はフロッピーディスクからインターネットの範囲にわたって | | 各種異なったインストール媒体からインストールすることができます. | | CDROM から FreeBSD をインストールできるのであれば, 他の方法を使わなければな | | らない理由がないかぎり, CDROM からインストールするのが一番良い方法です. | | +-------------------------------------------------------------------------+ | | | CDROM FreeBSD CDROM からインストールします | | | | DOS DOS 領域からインストールします | | | | File System mount したファイルシステムからインストールします | | | | Floppy フロッピーディスクからインストールします | | | | FTP FTP サーバからインストールします | | | | FTP Passive ファイアーウォールを通してFTPサーバからインストールします | | | | NFS NFS を使ってインストールします | | | | Tape SCSI か QIC テープからインストールします | | | +-------------------------------------------------------------------------+ | +-----------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------------[ F1 を押せば種々のメディアタイプの情報を表示します ]------------+ と表示されます。希望するメディアを選択しリターンキーを押して下さい。も し、選択したメディアに98用のファイルがない場合は、インストール後に再び 選択し直すことができるので、まず、binが含まれているメディアを選択して 下さい。(Walnut CreekのCD-ROMから大部分をインストールし、残りをフロッ ピーディスクからインストールすることも可能です!) もし、複数のメディアを利用するのであれば、必ず最初はbinの含まれている メディアを選択して下さい。98binは必ずbinの後にインストールする必要があ ります。 4.8.1. FTPサイトの選択 もし、インストール元のメディアにFTPを選択すると、 +--------------- Please select a FreeBSD FTP distribution site ----------------+ | FreeBSD はインターネットのいくつかのサイトで配給されています. "other" を選択 | | しあなたがサイトを指定するのでなければ, 最も近いサイトを選択してください. | | 全てのサイトが全ての配布ファイル持っているわけではないことに注意してください!| | 基本ユーザセット以外の配布ファイルは Primary site 以外では存在する保証はあり | | ません. (各自で調べて下さい) 最初に選んだサイトからの応答がないなら, 他を試 | | みてください. トラブルの場合はオプションメニューを調査できます. このリスト | | にない URL を指定するなら, "other" を選んでください. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | | Primary Site ftp.freebsd.org | | | | Other ftp サイトを URL で指定します | | | | Japan (98) ftp.sra.co.jp | | | | Japan #2 ftp.mei.co.jp | | | | Japan #3 ftp.waseda.ac.jp | | | | Japan #4 (98) ftp.pu-toyama.ac.jp | | | | Japan #5 (98) ftpsv1.u-aizu.ac.jp | | | | Japan #6 (98) ftp.tut.ac.jp | | | | Japan #7 ftp.ee.uec.ac.jp | | | | Japan #8 ftp.tokyonet.ad.jp | | | | Japan #9 (98) ftp.plaza.hitachi-sk.co.jp | | | | Japan #10 (98) ftp.kawalab.dnj.ynu.ac.jp | | +-+--------------v(+)--------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +--------------------[ *最も近い*サイトを選択してください ]--------------------+ というように、FTPサイトのリストが表示されます。画面に表示しきれていな い部分は、カーソルキーでハイライトバーを移動させるとスクロールして表示 されます。必ずネットワーク的に近いサイトを選択して下さい。特別な理由の 無いかぎり、絶対に、 ftp.freebsd.orgに接続だ! としてはいけません。日本国内のサイトとしては、 ftp.mei.co.jp ftp.waseda.ac.jp ftp.pu-toyama.ac.jp ftpsv1.u-aizu.ac.jp ftp.tut.ac.jp ftp.ee.uec.ac.jp ftp.tokyonet.ad.jp pia.plaza.hitachi-sk.co.jp が表示されます。メニューの国名に'(98)'とあるサイトは、AT互換機用の配布 物と98用のものが同じディレクトリに展開してあり、一度にインストールする ことができます。そのようなサイトとしては、 ftp.sra.co.jp ftp.pu-toyama.ac.jp ftpsv.u-aizu.ac.jp ftp.tut.ac.jp ftp.plaza.hitachi-sk.co.jp ftp.kawalab.dnj.yny.ac.jp ftp.center.nitech.ac.jp marcer.nagaokaut.ac.jp ftp.ae.keio.ac.jp があります。(いずれもメニューに表示されます) また、このリストにないサイトも、'Other'を選択することによって使用する ことが可能になります。 重要! アメリカ合衆国またはカナダ以外の国でインストールする場合で、 DistributionでDESを選択している場合、アメリカ合衆国またはカナダからFTP を用いてはいけません。 もし、'Other'を選択すると、 +----------------------- Value Required -----------------------+ | リモート ftp サイトの FreeBSD 配布の URL を記述してください. | | このサイトは anonymous ftp か Options 画面でユーザー名と | | パスワードが指定できるサイトのどちらかでなければなりません. | | URL は次のように指定します: ftp:/// | | は anonymous ftp ディレクトリかユーザーがログインする | | ホームディレクトリからの相対で指定します. | | +----------------------------------------------------------+ | | |ftp:// | | +-+----------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +--------------------------------------------------------------+ と表示されるので、URLを入力して下さい。URLは、 ftp://host.name/directory という形式です。(例えばftp://iij.ad.jp/pub/FreeBSD/2.0.5-RELEASE) サイトを選択すると、 +------------------- Network Configuration --------------------+ | Host name: Domain name: | | +-----------------------+ +------------------+ | | | | | | | | +-----------------------+ +------------------+ | | Gateway: Name server: | | +----------------+ +----------------+ | | | | | | | | +----------------+ +----------------+ | | +----- Configuration for Interface ed0 -------+ | | | IP Address: Netmask: | | | | +----------------+ +----------------+ | | | | | | | | | | | | +----------------+ +----------------+ | | | | Extra options to ifconfig: | | | | +-----------------------------------+ | | | | | | | | | +-+-----------------------------------+-------+ | | | | +------+ +----------+ | | | | | | | +--------------+------+------------+----------+----------------+ と表示されます。ここで、ネットワークの設定を行ないます。リターンキーか またはTABキーを押すと各項目を移動することができます。(ただし、OKでリター ンキー押すと実行されるので注意して下さい。)まず、Host nameの部分に、あ なたの計算機のホスト名をFQDN(hostname.subdomain.domainの形式)で入力し て下さい。リターンキーを押すとDomain nameに移動します。自動的にFQDNか らホスト名を削除した形になっているはずです。確認したらリターンキーを押 して下さい。次にGatewayに移動します。もし、他のネットワークとのゲート ウェイがあれば、そのIPアドレスを入力して下さい。なければ空欄で構いませ ん。設定したらリターンキーを押して下さい。すると、Name serverに移動し ます。もし、DNSを使用している環境でネームサーバが運用されていればその IPアドレスを入力して下さい。なければ空欄で構いませんが、URLにホスト名 が書かれている場合は必ず設定して下さい。記入したらリターンキーを押して 下さい。すると、IP Addressに移動するので、いま、インストールしようとし ているホストのIPアドレスを入力し、リターンキーを押して下さい。次に、 Netmaskに移動するので、適切なネットマスクを入力して下さい。入力したら リターンキーを押して下さい。すると、Extra options to ifconfigに移動す るので、ifconfigに特別なオプションが必要なら、それを記入して下さい。な ければ空欄のままにして下さい。ここで、リターンキーを押すとOKに移動する ので、設定に誤りがなければリターンキーを押して下さい。もし、修正する場 合はTABキーを押して、修正したい項目に移動して下さい。 4.8.2. NFSサーバの選択 もし、メディアにNFSを選択すると、 +------------------- Value Required --------------------+ | リモートの NFS ファイルのフルパス名を入力してください | | | | +---------------------------------------------------+ | | | | | +-+---------------------------------------------------+-+ | < OK > | +-------------------------------------------------------+ と表示されるので、サーバ名とサーバ上のディレクトリ名を、 hostname:/directory/name という形式で入力して下さい。すると、ネットワークの設定に移りますので、 FTPのところの記述を参考にして設定して下さい。 重要! DistributionでDESを選択している場合、アメリカ合衆国またはカナダ のホストを設定してはいけません。 4.8.3. ファイルシステムの選択 メディアにFile Systemを選択すると、 +---------------------- Value Required ----------------------+ | FreeBSD 配布ファイルが含まれているディレクトリのフルパスを | | 入力して下さい: | | +--------------------------------------------------------+ | | | | | +-+--------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +------------------------------------------------------------+ と表示されるので、配布ファイルのあるディレクトリ名を入力して下さい。た だし、選択できるのは、領域確保の際に'X'をつけたドライブの中で、ディス クラベルの設定の時にマウントポイントを設定したディレクトリです。もし、 FreeBSD(98)のパーティションの/freebsdというディレクトリで、そこが/.u1 にマウントされているのであれば、 /.u1/freebsd と入力して下さい。 4.9. インストールの実行 メディアの選択まで終了すると以下のメッセージが表示されます。 +----------------- User Confirmation Requested -----------------+ | 最後のチャンスです! 本当にインストールを続けていいですね? | | | | もし, 大切なデータを含むディスクでシステムが走っているなら, | | 続行する前に確実にバックアップを取っておくことを強く勧めます. | | 失ったディスクの内容に責任は持ちません! | +---------------------------------------------------------------+ | < Yes > < No > | +---------------------------------------------------------------+ これまでの設定内容が正しいかどうか確認して下さい。もし、やり直すので あれば、これが最後のチャンスです。ディスクの内容をすべて破壊する可能性が あるので、十分注意して下さい。問題がなければリターンキーを押して下さい。 指定したメディアからインストールを行ないます。 もし、NFSやFTPあるいはCD-ROMを指定している場合、FreeBSD(98)用の配布ファ イルがインストーラの期待する位置とはことなるディレクトリに存在する場合が あります。(例えば root.flp を floppy98/root.flp というパス名で捜しますが、 Walnut CreekのCD-ROM からインストールするような場合は そんなディレクトリは ありませんね。) そのような場合、まず、 +----------------- Message -----------------+ |root イメージファイルが ufs にありません! | |フロッピーからの読み込を試みます. | +-----------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +--------[ Press enter to continue ]--------+ と表示されます。これは、root.flpが見つからなかったことを表しています。 リターンキーを押すと、 +-------------------------------- Message --------------------------------+ |ROOT フロッピーを floppy drive unit A に入れて[RETURN] を押してください | +-----------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +-----------------------[ Press enter to continue ]-----------------------+ と表示されるので、ドライブ1にroot.flpを書き込んだフロッピーディスクを 挿入し、リターンキーを押して下さい。 後は自動的にインストールされていきますので、終了するのを待っていて下さ い。ただし、指定したメディアに98binの配布物が含まれていない場合、 +------------------- Message -------------------+ |failed to retreive piece file 98bin/98bin.aa! | |Aborting the transfer | +---------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +----------[ Press enter to continue ]----------+ というメッセージが現れます。 +------------ User Confirmation Requested ------------+ | Unable to transfer the 98bin distribution from ufs. | | Do you want to try to retrieve it again? | +-----------------------------------------------------+ | < Yes > < No > | +-----------------------------------------------------+ ここで No を選択します。 +--------------------------- Message ---------------------------+ |Can't find a kernel image to link to on the root file system! | |You're going to have a hard time getting this system to | |boot from the hard disk, I'm afraid! | +-------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +------------------[ Press enter to continue ]------------------+ +----------------------------- Message -----------------------------+ |インストールはいくらかエラーがありますが終了しました. デバッグ | |メッセージはスクロールロック機能により VTY1 で見ることができます. | |次のプロンプトで "No" を選べば失敗した操作を再実行するために | |インストールメニューに戻れます | +-----------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +--------------------[ Press enter to continue ]--------------------+ と表示されるので、それぞれでリターンを入力するとメインメニューに戻ります。 今度は Custom を選択し +----------------- Choose Custom Installation Options ------------------+ | これはカスタムインストールメニューです. 望みの配布の詳細な種類を指定 | | したり, 望みの媒体からインストールしたり, 希望する FreeBSD のディスク | | 領域の割り付け方をこのメニューで行えます. | | +-------------------------------------------------------------------+ | | | Options オプションエディタに行きます | | | | Partition FreeBSD のディスク領域を割り付けます | | | | Label ディスクラベルを割り付けます | | | | Distributions 抽出する配布を選びます | | | | Media インストールするメディアの種類を選びます | | | | Commit 未解決の Partition/Label/Extract アクションを実行 | | | | Extract 配布を抽出するステップを実行します | | | | Exit このメニューを終了します(前に戻る) | | | +-------------------------------------------------------------------+ | +-----------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +--------------[ F1 を押せばインストールガイドが読めます ]--------------+ Distributions を選択します。Distributions のメニューから Custom を選択すると +--------------- Select the distributions you wish to install. ----------------+ | インストールしたい配布ファイルをチェックしてください. 最小構成でも | | "bin" と "98bin" は必要です. 警告: DES 配布物はアメリカ合衆国および | | カナダの外には輸出できません! これは合衆国のユーザのみ使用できます. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | |[ ] bin 基本バイナリ配布 (必須) [36MB] | | | |[ ] 98bin PC98 基本バイナリ配布 (必須) [XXMB] | | | |[ ] commercial 商用デモとシェアウェア [10MB] | | | |[ ] compat1x FreeBSD 1.x バイナリコンパチビリティパッケージ [2MB] | | | |[ ] compat20 FreeBSD 2.0 バイナリコンパチビリティパッケージ [2MB] | | | |[ ] DES 米国/カナダ以外へ輸出禁止! DES encryption コード [.3MB] | | | |[ ] dict スペルチェック辞書ファイル [4.2MB] | | | |[ ] games ゲームとその他の娯楽 (商用ではない) [6.4MB] | | | |[ ] info GNU info ファイル [4.1MB] | | | |[ ] man システムマニュアルページ - 強く推奨します [3.3MB] | | | |[ ] proflibs ライブラリのプロファイル版 [3.3MB] | | | |[ ] src DES を除いた全てのソース [120MB] | | | |[ ] XFree86 XFree86 3.1.2-S 配布 | | | |[ ] Experimental 作業途中のソフト! | | | +--------------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +------------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので 98bin をマークします。リターンを入れると戻るので Media を 選択します。98bin を含むメディアを選択して戻り、Commit を選択して下さい。 Floppy を選択した場合は +--------------------- Message ----------------------+ |Please insert next floppy into floppy drive unit A | +--------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +------------[ Press enter to continue ]-------------+ と表示されるので 98bin を入れたフロッピをドライブに入れてリターンを入れます。 以上のようにして、Novice ですべてのファイルがインストールされると +------------------------------- Message --------------------------------+ |初心者向けインストールを行っていますので、この時点でいくつかの | |インストール後の設定の質問を行います. 何もオプションを設定したくない | |なら Cancel を選んでください. | +----------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +----------------------[ Press enter to continue ]-----------------------+ と表示されます。5. FreeBSD(98)の設定 に従って必要な設定を行って下さい。 Custom でやりなおさなければならなかった場合は +----------------- User Confirmation Requested -----------------+ | 最後の設定オプションとして一般的な設定メニューを実行しますか? | +---------------------------------------------------------------+ | < Yes > < No > | +---------------------------------------------------------------+ と表示され 5.2. rootのパスワードの設定 のメニューまで飛びます。 この場合も以下を参考にして必要な設定を行って下さい。 5. FreeBSD(98)の設定 インストールが終了したら、各種の設定を行ないます。最低限 設定するべき 項目は、 タイムゾーンの設定 rootのパスワードの設定 です。この他に ネットワークの設定 Samba の設定 (Windowsワークグループにサービスを提供する場合) ゲートウェイ anonymous FTP NFSサーバ、クライアント WEBサーバ スクリーンセーバの設定 新規ユーザの追加 などが行えます。 ここでは最低限必要なものについて説明します。以後 個々の設定項目について Yes/No で選択していくようになっているので、必要なものは Yes を選択し 設定を行って下さい。うっかり No にしてしまっても最後に もう一度 一覧が表示されるので大丈夫です。 5.1. タイムゾーンの設定 設定メニュー群の最後に近い部分にタイムゾーンの設定があります。 +------ User Confirmation Requested ------+ | このマシンのタイムゾーンを設定しますか? | +-----------------------------------------+ | < Yes > < No > | +-----------------------------------------+ で Yes を選択して下さい。 4.4BSDでは、システム内蔵の時計はUTC(協定世界時。わからなければとりあえず GMTと思ってください。)に合わせ、地方時間の調整はOSが行なうという思想に なっています。 +-------------------------- Checking current time ---------------------------+ | Please enter the current local time using 24-hour style, | | in the form HH:MM | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | | | +-+------------------------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので、現在の時刻(地方時。日本なら日本時間)を入力して下さい。 形式は、22:05のように、時:分です。入力したらリターンキーを押して下さい。 すると、 +--------------------- CMOS clock in local time or UTC ----------------------+ | local time seems most likely | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | 1 CMOS clock is set to Universal time (UTC) | | | | 2 CMOS clock is set to local time | | | | 3 I'm not sure, leave it alone | | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | | | +----------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので、システム内蔵時計がUTCを表していれば1を、地方時を表し ていれば2を選択してリターンキーを押して下さい。すると、 +---------------------------- Timezone Selector -----------------------------+ | Select a region | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | 1 Africa | | | | 2 Asia | | | | 3 Atlantic Ocean islands | | | | 4 Australia | | | | 5 Europe (including Russia) | | | | 6 Indian Ocean islands | | | | 7 North and South America | | | | 8 Pacific Ocean islands | | +-+------------------------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので、適当な地域を選択して下さい。日本ならAsiaです。Asiaを 選択し、リターンキーを押すと、 +------------------------- Timezone Selector - Asia -------------------------+ | Select a country | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | 1 Afghanistan | | | | 2 Armenia | | | | 3 Azerbaijan | | | | 4 Bahrain | | | | 5 Bangladesh | | | | 6 Bhutan | | | | 7 Brunei | | | | 8 Cambodia | | | | 9 China | | | | 10 Cyprus | | | | 11 Georgia | | | | 12 Hong Kong | | | | 13 India | | | | 14 Indonesia | | | | 15 Iran | | | | 16 Iraq | | | | 17 Israel | | | | 18 Japan | | +-+----------------------------v(+)----------------------------------------+-+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので、国名を選択して下さい。日本ならJapanです。すると、 +------------------------ Timezone Selector - Japan -------------------------+ | Select a location | | +------------------------------------------------------------------------+ | | | 1 All points | | +-+------------------------------------------------------------------------+-+ | < OK > | +----------------------------------------------------------------------------+ と表示されるので、そのままリターンキーを押して下さい。すると、 +------------- Message --------------+ |Installed timezone file Asia/Tokyo | +----------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +----[ Press enter to continue ]-----+ +-------------------- Message -------------------+ |Reboot the machine for changes to take effect. | | | +----------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +----------[ Press enter to continue ]-----------+ と表示されるので、それぞれリターンキーを押して下さい。 5.2. rootのパスワードの設定 最後に設定項目の一覧が表示されるので、ここで root のパスワードの設定、 および必要であれば設定の修正を行います。 +------------------------- FreeBSD Configuration Menu -------------------------+ | 既に FreeBSD がインストールされているなら, 使用者の固有の構成に合わせて | | カスタマイズするためにこのメニューが使えます. 最も重要なことは, 特別の | | "3rd party" のソフトウェアをロードするために基本配布では提供されていな | | いパッケージユーティリティが使えることです. | | +--------------------------------------------------------------------------+ | | |Add User ユーザをシステムに追加します | | | |Console システムコンソールの振る舞いをカスタマイズします | | | |Time Zone タイムゾーンを設定します | | | |Media インストールのメディアタイプを変更します | | | |Mouse マウスのタイプを選択します | | | |Networking 特別のネットワークサービスを設定します | | | |Options オプションエディタへ行きます | | | |Packages その他の FreeBSD パッケージソフトウェアをインストールします| | | |Root Password システム管理者のパスワードを設定します | | | |HTML Docs Go to the HTML documentation menu (post-install). | | | |Exit このメニューを終了します(前に戻る) | | | +--------------------------------------------------------------------------+ | +------------------------------------------------------------------------------+ | < OK > | +-------------[ F1 を押せばこれらのオプションの情報を表示します. ]-------------+ インストール直後は、rootのパスワードが設定されていません。これは重大な セキュリティ障害をもたらす危険があります。まず、設定メニューのRoot Passwordを選択して下さい。すると、 Change local password for root. New password: と表示されるので、rootのパスワードを入力して下さい。入力してリターンキー を押すと、 Retype new password: と表示されるので、もう一度今入力したパスワードを入力し直して下さい。一 致すればパスワードが設定されます。 6. FreeBSD(98)のリブート すべての設定が終ったら、Exitを選択して下さい。Novice ですべてが無事に 終了したのであれば +------------------------------- Message -------------------------------+ |おめでとう! あなたのシステムに FreeBSD がインストールされました. | |この段階で, インストールユーティリティで行うことは何も残っていません. | |今, ハードディスクから立ち上げたいなら, 次の reboot プロンプトで単に | |"Yes" を選んでください. | |システムが立ち上がった後, このユーティリティに再び入りたいなら | |/stand/sysinstall とタイプしてください. | +---------------------------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +----------------------[ Press enter to continue ]----------------------+ このようなメッセージが表示されます。Exit を選択すると +------------ User Confirmation Requested ------------+ | 本当に終了していいですね? システムはリブートします | | (フロッピーを装置から取り除いてください). | +-----------------------------------------------------+ | < Yes > < No > | +-----------------------------------------------------+ というメッセージが出るのでフロッピを抜いて Yes を選択するとインストール された FreeBSD(98)が立ち上がります。楽しんで下さい。 Custom で一部のやりなおしをした場合は +----------------------- Message -----------------------+ |インストールは成功裏に終了しました. | | | |ネットワークデバイスがあり, 設定を行っていないなら, | |Configuration メニューの Interfaces 設定を見て下さい. | +-----------------------------------------------(100%)--+ | < EXIT > | +--------------[ Press enter to continue ]--------------+ と表示されてメインメニューに戻るので、Quit を選択すればリブートの メッセージが表示されリターンでリブートします。 6.1. リブート時の注意事項 大抵の場合リブートすればとりあえずFreeBSD(98)を使用することができます が、インストーラの仕様に基づく、ありがちなトラブルを説明します。 6.1.1. CD-ROMを入れておかないとシングルユーザモードになってしまう インストーラの仕様により、CD-ROMを用いてインストールすると、/etc/fstab に登録されてしまい、CD-ROMにアクセスできない場合エラーになります。 /etc/fstabを見ると、 /dev/cd0a /cdrom cd9660 ro 1 1 という項目があるので、削除すれば正常に起動できるようになります。 6.1.2. 起動時はできるが、一部のパーティションがマウントできない インストール時に設定したディスクラベルとマウントポイントに基づいて、自 動的に/etc/fstabが生成されるのですが、場合によっては順番に問題が発生す る場合があります。たとえば、/usr/localの記述がルートパーティションと /usrの前に記述された場合、/usr/localをマウントすべきファイルシステムが 存在しないため、エラーになってしまいます。/etc/fstabを編集し、ルートファ イルシステムから順番にツリー構造の下に向かうように順序を変更して下さい。 7. MAKEDEVの実行 インストール直後は、/devのfdのデバイスファイルがIBM-PC用のままになって いますので、 # cd /dev # ./MAKEDEV fd0 fd1 等として、デバイスファイルを作り直して下さい。 98用のデバイスファイル名は以下の通りです。なお、/dev/fd?は/dev/fd?.1200と 同じです。 /dev/fd?.1200 (2HC 512bytes 15sectors 80tracks) /dev/fd?.1232 (2HD 1024bytes 8sectors 77tracks) /dev/fd?.720 (2DD-9 512bytes 9sectors 80tracks) /dev/fd?.640 (2DD-8 512bytes 8sectors 80tracks) /dev/fd?.1440 (2HD 512bytes 18sectors 80tracks) 8. カーネルソースのみのインストール まず、IBM用のカーネルソースをインストールして下さい。ssys.??がIBM用の カーネルソースです。まず、"/usr/src"というディレクトリを作成します。す でに存在する場合は作り直す必要はありません。つぎに、/usr/srcに移動し、 (例) # mkdir /usr/src # cd /usr/src # cat /distdir/src/ssys.* | tar xzf - を実行して下さい。/distdir/srcは実際にssys.aaなどのファイルがあるディ レクトリです。各自の環境に合わせて変更して下さい。これでカーネルソース のみが展開されます。また、カーネルの再構築には、includeファイルも必要 になります。 # cd /usr/src # cat /distdir/src/sinclude.* | tar xzf - を実行してincludeファイルも展開しておいて下さい。 次に、/usr/src/sysの下で、kern98.tar.gzを展開して下さい。 (例) # cd /usr/src/sys # tar xzf /distdir/kern98.tar.gz つぎにソースコードにパッチをあてます。 # ./patch98sys.sh これでFreeBSD(98)のカーネルソースが出来上がります。カーネルの再構築に ついては附属の handbook.98 を参照して下さい。 9. secrdistのインストール 日本で入手できるFreeBSD 2.0.5の配布物には、一般的にsecrdistがないはず です。これは、アメリカ合衆国で作成されたDES関係のファイルが輸出禁止に なっているからです。したがって、たとえftpサイトにあったとしてもアメリ カ合衆国外へファイルを転送してはいけません。もし、そのようなことを行な うと、当該サイトの管理者は法的に困難な立場におかれてしまいます。 FreeBSDのDES関係のファイルと互換性のあるものが以下のサイトから入手でき ます。 ftp://skeleton.mikom.csir.co.za/pub/FreeBSD/FreeBSD-current 貴重な国際回線を有効に使用するため、国内サイトに置かれていないか確認し て下さい。1995年3月4日の時点では、ソースコードしか用意されていません。 したがって、/usr/src/bin/edおよび/usr/src/sbin/initのソースを展開して、 /usr/src/secureをコンパイルする必要があります。 さて、ファイルを入手したらインストールを行なうのですが、その前に必ず行 なわなければならないことがあります。まず、rootのパスワードをブランクに します。これには、vipwコマンドを使用し、rootのパスワードフィールドを root::0:0::0:0:Charlie &:/root:/bin/csh ^^ のようにします。secrdistをインストールする前は、DESとは異なる記号化を 行なったパスワードが入っています。そのためsecrdistインストール後に入力 したパスワードをDESで暗号化してもパスワードフィールドの内容と同じにな らないからです。これを忘れると、ログインできなくなります。 なお、FreeBSD 2.0.5では、標準で"MD5"という暗号化を行なっています。DES に比べて安全といわれている方法なので、DESを使用する特別な理由がなけれ ば、そのままにしておいて問題ありません。 [参考] 日本国内のいくつかのanonymous FTPサイトには、FreeBSD 2.0.5-RELEASEのdesディレクトリの中に、アメリカ合衆国およびカナダの外で 開発された互換性のあるパッケージが含まれている場合があります。 ----- KATO Takenori