Lynx Users Guide Version 2.6(日本語版)


(訳注: とりあえず訳した,という程度のものなので訳語が統一されていない
部分が多々あります。)
Lynx は cursor-addressable なキャラクタディスプレイ端末(vt100, PC や Mac 上で動作する vt100 エミュレータ,その他のキャラクタディスプレイな ど)を利用するユーザのための完全仕様の World Wide Web (WWW) クライアントです。Lynx は http,gopher,ftp,wais,nntp, finger, またはcso/ph/qiサーバが動 作するリモートシステム上のファイルおよび telnet,tn3270あるいはrloginアカウントでログ インすることでアクセスできるサービスと同じように,ローカルシステム上の ファイルに対するリンクを含むHypertext Markup Language (HTML)ドキュメントを表示します(Lynx でサポートされる URL スキーマを 参照)。現在のバージョンの Lynx は Unix および VMS 上で動作します。

Lynx は WWW 上の情報にアクセスするために,あるいは主として ローカルなアクセスを目的とした情報システムを構築するために利用できます。 例えば,Lynx はいくつかのCampus Wide Information Systems (CWIS)を構築するために利用されました。加えて,Lynx は単一の LAN 内の独立したシステムを構築するのに利用できます。

目次

Lynx オンラインヘルプ

オンラインヘルプはどんな文書を見ているときにも表示できます。ヘルプのト ピックスを見るには,?あるいはHキー(vi 風のキー移動が 有効でなければhキーでも)を押してください。ヘルプファイルをナ ビゲートするための情報は Lynx でのハイパーテキスト文書の ナビゲートの節を見てください。

さらに,Lynx のすべてのキー入力コマンドとそのバインディングの概説は Kキー(あるいは vi 風のキー移動が有効でなければkキー) で見ることができます。 [目次へ]

Lynx でのローカルファイルの表示

Lynx は Lynx コマンドを表示したいファイルの名前とともに入力することに よって起動することができます。例えばこれらのコマンドはすべて任意の ASCII テキストあるいは HTML ファイルを表示するのに利用することができま す:
UNIX
lynx filename
lynx /home/my-dir/filename
lynx ~/filename
VMS
lynx filename
lynx dua5:[my-directory]filename
lynx /dua5/my-directory]filename
lynx ~/filename
lynx sys$login:filename
lynx /sys$login/filename

実行されると,Lynx はスクリーンを消去し,指定されたファイルをできる 限りスクリーンに合うように表示します。下矢印を押すと次のスク リーンに移動し,上矢印を押すと前のスクリーンに移動します。も し起動時にファイルが指定されなければ,デフォルトファイルが表示されます。 (デフォルトはコマンドをインストールした管理者により指定されます。)

Lynx は ファイルの名前が.html.htm.shtml.htmlx.html3.ht3で終わっている場合,HyperText Markup Language(HTML)で記述されたローカルファイルを表示します。 HTML は利用者が他のファイルへの(数多くの)ハイパーテキストリンクを含む ファイルを作ることを可能にするフォーマットです。互いにリンクされた複数 のファイルはハイパーテキスト文書と呼ばれます。ファイル名が Lynx によって HTML にマップされるサフィックスを持たなければ,ファイル をハイパーテキストとして強制的に扱うために -force_html コマン ドラインオプションを含めることができます。

Lynx が HTML ファイルを表示するとき,「強調」テキストとして表示され る1つのリンク以外は,リンクを「太文字」のテキストとして表示します。 「強調」あるいは「太文字」のテキストのいずれかは利用するデバイス(とデ バイスが設定される方法)に依存して反転表示,太文字フォント,色の変更な どで表示されます。Lynx はリンクの表示の仕方を変更することはできません。

「強調」テキストとして表示される1つのリンクは現在「選択されている」 リンクです。Lynx は右矢印あるいは改行キーが押される と,選択されたリンクに関連づけられたファイルを表示します。特定のリンク を選択するには,求めるリンクが「強調される」まで上矢印あるい は下矢印キーを押してそれからリンクされた情報を見るのに 右矢印あるいは改行キーを押します。HTML ファイルに含 まれる情報はリンクされたファイルの在処とサーバーが提供するサービスの種 類(例えば HTTP,Gopher など)を Lynx に通知します。

Lynx は最初の表示とリンクを再び選択したときのために,HTML ファイル を解釈し,ソースではなく解釈した結果を保存します。もしリンクを再び選択 してかつファイルを新たにフェッチして解釈することを望む理由があるならば, リンク上で右矢印あるいは改行キーの代わりに,通常, 'x'と'X'に割り当てられる NOCATCH コマンドを利用しま す。通常 Control-Rに割り当てられる RELOAD コマンドにより現在 表示されている文書を強制的に新たにフェッチして解釈することもできます。

バイナリファイルが現れると Lynx は利用者にファイルをダウンロードす るか取り消すかを尋ねます。利用者が'D'でダウンロードを選択する と,Lynx はファイルを一時ファイルに転送し,利用者にオプションを表示し ます。デフォルトのオプションは Save to disk のみで,Lynx が匿 名モードで実行されるときは無効になります。任意のダウンロードメソッドは システムの管理者によって lynx.cfg ファイルに定義することができます。 kermit,zmodem または FTP などのプログラムが可能なオプションです。 [目次へ]

Lynx の終了

Lynx を終了するためには'q'コマンドを使います。本当に終了する かどうか質問されます。'y'と答えると終了し,'n'と答え ると現在の文書に戻ります。確認なしに終了するには'Q'あるいは Control-D を使います。 [目次へ]

リモートファイルを指定した Lynx の起動

もしはじめにローカルファイルを見ないでリモートファイル(つまり,Lynx を 動かしている以外の計算機システム上に存在するファイル)を見ようと思うな ら,Uniform Resource Location(URL) を用いてファイルを同定しなければな りません。URL は以下の形式をとります:

PROTOCOL :// HOST / PATH

ここで

PROTOCOL
ファイルを提供するサーバによって使用される通信プロトコル(スキ ーム)を同定します。先に述べたように,Lynx(およびその他の WWW クラ イアント)はさまざまなサーバと,それぞれの独自のプロトコルで通信できま す。
HOST
サーバが動作するコンピュータのインターネットアドレスです。
PATH
いくつかのスキーマについて,ディレクトリのパスやファイル名に対応す るスキーマ固有のフィールドです。
いくつかの URL の例です。
HTTP (HyperText Transfer Protocol)
http://www.nyu.edu/pages/wsn/subir/index.html
Gopher
gopher://gopher.micro.umn.edu/11/
FTP (File Transfer Protocol)
ftp://ftp2.cc.ukans.edu/pub/lynx/README
WAIS (Wide Area Information Service protocol)
wais://cnidr.org/directory-of-service
URL は次のようにコマンドライン上で Lynx に対して指定できます:
lynx http://kufacts.cc.ukans.edu/cwis/kufacts_start.html
スタートファイルの引数に適切な部分を含むならば,Lynx は完全な URLを生 成しようとします。例えば,
wfbr はこのように展開しようとします:
http://www.wfbr.edu/ また:
ftp.more.net/pub はこのように展開しようとします:
ftp://ftp.more.net/pub
より詳細な情報は Lynx でサポートされる URL スキーマを見てください。 [目次へ]

WWW_HOME 環境変数を指定した Lynx の起動

WWW_HOME 環境変数を用いて Lynx の開始ファイルを指定することもできます。
UNIX
ksh
export WWW_HOME=http://www.w3.org/
csh
setenv WWW_HOME http://www.w3.org/
VMS
define "WWW_HOME" "http://www.w3.org/"
VMS では二重引用符が文字の大小の区別を保存するために含まれていなけれ ばならないことに注意してください。 [目次へ]

Lynx でのハイパーテキスト文書のナビゲート

ハイパーテキスト Web の中を移動し,リンクを選択および表示するプロセ スは「ナビゲーション」として知られています。Lynx ではほとんどすべての ナビゲーションは矢印キーと数値キーで行なうことができます。
                                       +-------+-------+-------+
                                       |文書の |  /|\  |前の   |
                矢印キー               |先頭へ |   |   |ページ |
                                       |      7|   |  8|へ    9|
              +---------+              +-------+-------+-------+
              |前リンク |              |       |       |       |
              |選択  /|\|              | <---  |       |  ---> |
              |       | |              |      4|      5|      6|
    +---------+---------+---------+    +-------+-------+-------+
    |   前の  |次リンク |選択     |    |文書の |   |   |次の   |
    |<--文書に|選択   | |リンク-->|    |末尾へ |   |   |ページ |
    |   戻る  |      \|/|表示     |    |      1|  \|/ 2|へ    3|
    +---------+---------+---------+    +-------+-------+-------+
その他にもナビゲーションを支援するためのいくつかのキーボードコマンドが あります。現在の文書でのナビゲーションに用いられる Control キーおよび 機能キーは「スクロールとその他の有用なコマンド」 の節に述べられています。 いくつかの付加的なコマンドは Lynx が履歴ページと呼ばれる, 訪問したファイルのリストを保存していると いうことによっています。後退キーまたは消去キーは現在 の文書より前にアクセスしたリンクの履歴ページを表示します。リ ストに表示された任意の文書は履歴スクリーンから選択することによって再訪 問できます。'm'キーコマンドはコマンドラインで -homepage=URL オプションを指定していなければ最初の文書に戻り ます。また,通常は'l'と'L'キーに割り当てられている, LIST キーコマンドは現在の文書のリンクの簡単なリストを生成し,それらは このリストを通じてアクセスできます。

'i'キーは文書のインデックスを与えます。デフォルトのインデッ クスはたいてい世界中のサーバを指す文書ですが,インデックスはシステムの 管理者によって,あるいは -index スイッチを用いることでコマン ドライン上で変更することができ,したがって利用する Lynx のプログラムが どのように設定されるかに依存します。

能動的なアクセス認証をおこなうサーバへのリンクを選択したなら,Lynx は自動的にユーザ名とパスワードを要求します。正しい情報を与えたなら,要 求した情報を得ることができます。Lynx は,もし再度必要があるならばユー ザ名とパスワードを同じサーバに対して自動的に送信します。 [目次へ]

整形された文書の印刷,メール,ファイルへのセーブ

整形された HTML 文書と plain text ファイルは文書を見ている間に' p'コマンドを用いて印刷することができます。'p'キーを 押した後に Print Options メニューが表示されます。メニューはい くつかの要素によって変化します。まず,いくつかのサイトはローカルな情報 システムにアクセスするために Lynx を起動する特別なアカウントを用意しま す。一般にこれらのアカウントはパスワードを必要とせず,ユーザが同一性を 保持する必要がありません。結果としてこうしたアカウントは「匿名」アカウ ントと呼ばれ,これらのユーザは「匿名」ユーザと考えられます。ほとんどの 設定では,すべての Lynx のユーザは(匿名ユーザを含めて)メールを自分自信 に送信したり,ファイルをスクリーンに表示したりできます。

付加的な印刷オプションは Lynx を自身のアカウントで利用するユーザ(つ まり,いわゆる「非匿名ユーザ」)のために用意されています。特に, Save to a local file オプションは文書をディスク空間上のファイ ルに保存できるようにします。任意の付加的な印刷オプションがシステム管理 者によって設定されて用意されているかもしれません。

いくつかのオプションは,Save to a local file のように,出 力ファイル名の要求を行ないます。すべての出力ファイル名の入力は循環バッ ファにセーブされ,前の任意の入力は上矢印あるいは下矢印 キーを押すことで再利用するために検索することができます。 [目次へ]

HTML 文書のソースの表示及び文書の編集

HTML 文書 を見ているときに'\'(バックスラッシュ)キーを押すこと によって文書の整形していない(つまりもとの HTML)ソースを取得,表示する ことが可能です。Lynx はもともと取得した文書を整形し,ソースとしては保 存しないので,文書はサーバあるいはディスクから必ず再ロードされで整形さ れずに表示されます。整形されない文書を見ているときにそれらを普通の文書 と同様に印刷できます。

文書のソースをローカルで保持するために,印刷メニューからPrint to a local fileオプションを選択することで文書のソースをディスクに 保存することができますが,ソースをダウンロードするの がよりよいです。

注意: HTML 文書を保存するとき,後で Lynx によってその文書を見ようと 思うなら,.html 拡張子をふくめて名前をつけるのが重要です。

Lynx はユーザがローカルシステム上にある文書を編集することを可能にし ます。編集を可能にするためには,文書は以下の2つの例のようにコマンドラ イン上で "file:" URL か普通のファイル名を指定することで参照しなければ なりません:

コマンド
lynx file://localhost/FULL/PATH/FILENAME
lynx path/filename.html
さらに, Lynx がどのエディタを利用するかを知るために,ユーザは Options Menu でエディタを指定しなければなりません。ファイルが 正しく指定され,エディタが定義されているなら,'e'コマンドを用 いて文書を編集できます。'e'コマンドが入力されると与えられたエ ディタが起動され,ファイルを編集します。変更が終了したら,エディタを終 了して Lynx に戻ります。Lynx は変更がすぐに調べられるようにファイルを 再ロードして整形します。 [目次へ]

ソースファイルのダウンロードと保存

HTML,プレインテキスト,あるいはバイナリファイルのリンク上でDOWNLOAD キーコマンド('d' あるいは 'D')が用いられると,Lynx はファイルを整形あるいは修正をせずに一時ファイルに転送し,ビューアが与 えられていないバイナリファイルのリンクが指示されるときのように,ユーザ にオプションのリストを表示します。前に説明したように,デフォルトの Download optionSave to disk だけで,これは Lynx が匿名モードで動いているときは無効です。そして,kermit や zmodem のよ うな任意のダウンロードメソッドは lynx.cfg ファイルでシステム 管理者によって定義されます。ソースを表示 ('\')してから印刷オプションを利用する代 わりに,HTML のソースやプレインテキストをダウンロードすることはソース に対する変更(例えば,タブの空白列への展開など)がないことを保証します。

いくつかのオプションは,Save to disk のように,出力ファイ ル名の要求を行ないます。すべての出力ファイル名の入力は循環バッファにセ ーブされ,前の任意の入力は上矢印あるいは下矢印キーを 押すことで再利用するために検索することができます。 [目次へ]

ファイルの再ロードとディスプレイの再表示

RELOAD(Control-R)コマンドは今見ているファイルを再ロードし再整 形します。REFRESH(Control-L あるいは Control-W)コマ ンドはスクリーンを消去し,オペレーティングシステムやその他のメッセージ によって起こる表示の誤りを除去あるいは訂正します。

NOCACHE('x' あるいは 'X')コマンドは,以前のリクエ ストや送信のキャッシュが存在するならば,ACTIVATE(改行あるいは 右矢印)の代わりに,現在のリンクのキャッシュされていないコピー を要求して新たに整形したり,フォームを再度送信するのに用いることができ ます。要求や送信は Pragma: no-cache あるいは Cache-Control: no-cache をヘッダに含むことができます。POST に よるフォームは NOCACHE と ACTIVATE コマンドのいずれを用いるかによらず に再送信されることに注意してください(Lynx と HTML のフォー ムを参照)。 [目次へ]

Lynx の検索コマンド

Lynx では2つのコマンド: '/'と's'が検索を開始します。 一般の文書を見ているときは'/'コマンドを利用して現在の文書の中 から語句を探します。検索の種類はオプションメニューで設定する検索オプショ ンに依存します(後述)。検索オプションは case sensitive と case insensitive です。これらの検索は Lynx にローカルです。

HEAD 節の ISINDEX エレメントによってインデックス文書と指示さ れている文書があります。これらの文書はインデックスサーバに送られた語句 を用いた検索に基づいて更に情報を得るために用いられます。Lynx のステー タスラインはこのような文書であることを示し,その場合は,'s'キー は検索文字列を入力するためのプロンプトを起動します。プロンプトは ISINDEX エレメントの PROMPT 属性により規定されます。そうでなければ Lynx は内部で設定されたプロンプトを用います。検索を受けるためのアドレ スは HREF属性または ACTION 属性で指定されます。そうでなければ Lynx は 現在の文書の URL で用い,問い合わせの文字列を ?searchpart で 連結します(サポートする URLを参照)。

Lynx のセッションの間に入力されたすべての検索語あるいは文字列は循環 バッファにセーブされ,前の任意の入力は上矢印あるいは下矢 印キーを押すことで再利用するために検索することができます。また, 'n' コマンドを用いて,現在の位置から,直前に入力した検索語句 を繰り返し検索できます。マッチした語句は文書の中で強調されますが,新た な文書や,現在の文書が再び読み込まれたときに永続しません。現在の位置以 降に語句が見付からなければ検索は文書の先頭に戻ります。 [目次へ]

Lynx オプションメニュー

Lynx オプションメニューは'o'キーを押すことで呼び出す ことができます。現在のオプションメニューは以下の設定可能なオ プションを含みます。
                      Options Menu

     E)ditor                      : emacs
     D)ISPLAY variable            : aixtest.cc.ukans.edu:0.0
     B)ookmark file               : home_page
     F)TP sort criteria           : By Filename
     P)ersonal mail address       : montulli@ukanaix.cc.ukans.edu
     S)earching type              : CASE INSENSITIVE
     display (C)haracter set      : ISO Latin 1
     raw 8-bit or CJK m(O)de      : ON
     preferred document lan(G)uage: en
     preferred document c(H)arset : NONE
     V)I keys                     : OFF
     e(M)acs keys                 : OFF
     K)eypad mode                 : Numbers act as arrows
     l(I)st directory style       : Mixed style
     sho(W) dot files             : OFF
     U)ser mode                   : Advanced
     user (A)gent                 : [User-Agent header]
     L)ocal execution links       : Always off
オプションは変更しようと思うオプションの大文字で示された文字を入力する (例えばエディタなら'E')ことで変更できます。テキストを入力する 必要があるフィールドでは,単にテキストをキーボードから入力してください。 ラインエディタが誤りを 訂正するのに利用でき,Control-U が行全体を消去するのに利用で きます。変更を入力しおわったら改行キーを押すと Command? プロンプトに戻ります。

選択肢のリストから選択する必要があるフィールドでは,任意のキーを押 して選択肢を切替え,改行キーを押して変更を確定します。

オプションの変更を終えたら'r'コマンドを使って Lynx に戻る か'>'コマンドを使ってオプションを .lynxrc ファイ ルにセーブして Lynx に戻ります。

以下の表はオプションメニューで利用できるオプションについて 解説します:

Editor
参照しているファイルを編集したり,メールやコメントを送信したりする ときに起動されるエディタ。できればエディタコマンドのフルパスを指定する べきです。
DISPLAY variable
このオプションは X Window のユーザにだけ関係があります。 DISPLAY (Unix) あるいは DECW$DISPLAY (VMS) 環境変数があらかじめ設定さ れているならば自動的に環境から拾い出されます。
Bookmark file
これは個人のブックマークファイルのファイル名及び場所です。ブックマ ークファイルは頻繁に訪れるリンクを個人が用意にアクセス保管しておくこと を可能にします。'a'キー(後述)を用いて任意のリンクをブックマー クファイルに保存できます。与えられたパスがスラッシュで始まっていないな らば,パスはホームディレクトリを参照します。
FTP sort criteria
このオプションは FTP リスティングでファイルがどのようにソートされ るかを指定します。現在のオプションは "By Filename","By Size", "By Type"および"By Date"です。
Personal mail address
このメールアドレスはファイルを自分自身に送るときに役立ち,また送信 するメールやコメントの From: アドレスとして含まれます。 lynx.cfg での NO_FROM_HEADER によって,あるいは -nofrom コマ ンドラインオプションによって無効にされていなければ,HTTP の get リクエ ストで From: フィールドとしても送信されます。
Searching type
検索タイプは2つの値: CASE INSENSITIVE(デフォルト)と CASE SENSITIVE をとります。検索タイプは文書内検索にのみ有効で,文書での単語の検索が case-sensiteive か case-insensitive のどちらで行なわれるかを決めます。
Display Character set
このオプションは端末のデフォルト文字集合を指定できます。 文字集合は8ビット ISO ラテン文字集合の要素あるいはアジア(CJK)文字集合 から表示可能な文字への写像を提供し,Lynx でこうした文字を表示しようと するならば端末の文字集合との関連で設定されるべきです。端末には設定され た文字集合をインストールしてなければいけません。
Raw 8-bit or CJK Mode
8ビット文字が選択された文字集合に対応していると仮定され,ISO Latin1 変換表による変換を行なわずに処理されるかどうかです。選択された 文字集合が ISO Latin 1 のとき,あるいはアジアの(CJK)文字集合のひとつで 8ビット文字が漢字マルチバイトのときはデフォルト値の ON であるべきです。 その他の文字集合では OFF であるべきですが,例えば,文書の文字集合が ISO-8859-2 で ISO Latin 2 が選択されているときのように組合せによっては ON にすることもできます。アジアの(CJK)文字集合が選択されていても文書が ISO-8850-1 のときは OFF にすべきです。この設定は,一般に'@'に マップされている RAW_TOGGLE コマンド,また起動時の -raw スイッ チで切替えることができます。
Preferred Document Language
サーバから多国語ファイルが提供される場合に選ぶ言語です。例えば,英 語の場合は en,フランス語の場合は fr,など,MIME の略記法を用います。 下降順の優先度での,コンマで区切ったリストでもよいです。
Preferred Document Charset
ISO-8859-1 と US-ASCII に追加する文字集合がサーバから得られるとき に選ぶ文字集合です。MIME の記法(例えば ISO-8859-2)を用いますが, ISO-8859-1 と US-ASCII はデフォルトで仮定されるために含まれません。 下降順の優先度での,コンマで区切ったリストでもよいです。
VI keys
ON にすると小文字の h,j,k,l キーがそれぞれ左,下,上,右矢 印に割り当てられます。大文字の H,J,K,L キーは設定された割り当て(通 常はそれぞれ HELP,JUMP,KEYMAP,LIST)のままです。
Emacs keys
ON にすると CTRL-P, CTRL-N,CTRL-F,CTRL-B キーがそれぞれ上矢印, 下矢印,右矢印,左矢印に割り当てられます。そうでなければこれらは設定さ れた割り当て(通常はそれぞれ UP_TWO lines,DOWN_TWO lines,NEXT_PAGE, PREV_PAGE)のままです。
Keypad as arrows or numbered links
このオプションは矢印キーによるナビゲーションを行なうか,矢印キー以 外に番号を選択してリンクを選択できるようにリンクに番号をあたえるかの選 択をします。
List directory style
ディレクトリ編集に適用されます。ファイルとディレクトリは以下のよう に表示されます:
Mixed style
ファイルとディレクトリがアルファベット順で一緒に表示されます。
Directories first
ファイルとディレクトリがアルファベット順で別々に表示されます。ディ レクトリが先に表示されます。
Files first
ファイルとディレクトリがアルファベット順で別々に表示されます。ファ イルが先に表示されます。
Show dot files
もし隠し(ドット)ファイル/ディレクトリの表示/作成が有効ならば,この 設定で機能を有効,あるいは無効にできます。
User Mode
3つの選択肢: Novice,Intermediate,Advanced があります。
Novice
Novice モードではヘルプがスクリーンの最後の2行に表示されます。
Intermediate
Intermediate モードはヘルプ行を表示しません。
Advanced
Advanced モードは現在選択しているリンクの URL をスクリーンの最後の 行に表示します。
User Agent
Lynx がサーバに User-Agent を示すために送るヘッダ文字列がここに表 示されます。-restrictions スイッチによって変更を不可能にしま す。そうでなければ,ヘッダは,ヘッダの "Lynx" の存在を調べる ことで Lynx を差別するサイトへのアクセスのために,一時的に L_y_n_x/2.6 のような文字列に変更できます。もし Lynx の実行中 に変更がなされたなら,デフォルトの User-Agent ヘッダは Options Menu で変更された文字列を削除することで戻せます。User-Agent ヘッ ダが変更されるといつでも,Options Menu から抜けたとき現在の文 書が再ロードされ,no-cache フラグがセットされます。ヘッダの変更は RC ファイルに保存されません。
注意 Netscape Communication Corp. は "Mozilla" を User-Agent として不正に送信することは著作権の侵害であり,これは告発さ れると主張しています。Lynx を Mozilla と表示しないでくださいOptions Menu はヘッダが "Lynx" または "lynx" を含まないものに変更されたときは著作権の侵害の可能性 があることを警告します。
Local execution scripts or links
ローカル実行はシステム管理者によって使用可能になります。もし可能に なっていなければこのオプションを Options Menu で見ることはあ りません。
ローカル実行スクリプトが現れると Lynx はユーザオプションをチェック してどのスクリプトが実行可能かをしらべます。ユーザは以下のオプションを とれます:
Always off
ローカル実行スクリプトは実行されません。
For Local files only
ローカル実行スクリプトは,実行されるスクリプトがローカルのマシン上 にあり,かつ file://localhost/で始まる URL によって参照される ときのみ実行されます。
Always on
すべてのローカル実行スクリプトが実行されます。
ユーザオプションでスクリプトの実行が認められていると Lynx はシェル を生成し,スクリプトを実行します。もしスクリプトが実行できなければ Lynx はスクリプトを Lynx ウィンドウ中に表示しユーザにスクリプトが実行 できないこととオプションを確認するように通知します。 [目次へ]

コメントと mailto: リンク

Lynx で文書を見ているときはいつも,文書の著者が所有権を与えているなら ば,'c'コマンドを使ってメールを文書の所有者に送ることができま す。所有権を与えていないときはコメントは送れません。 mailto: リンクと呼ばれるリ ンクでメールを他の人に送ることもできます。Lynx でメールの機能を利用 するのは簡単です。

コメントを送ろうと決めたり mailto: リンクを選択したりする と新しい画面が現れてメッセージを送ろうとしている人を示します。Lynx は 名前と e-mail アドレスとメッセージのサブジェクトを尋ねます。もし Option Menu の "personal mail address" フィールドを記述してい たら,e-mail アドレスは自動的に記入されます。上記の情報を入力して, Oprion Menu でエディタが定義されておりかつ匿名ユーザでなけれ ば指定したエディタが起動されてメッセージを入力できます。エディタが定義 されていないか,匿名ユーザであるかのいずれかならば,単純なラインモード 入力でメッセージを入力できます。

メッセージを送るためには,起動されたエディタを終了するか,ラインモ ードを使っているときには '.'(ピリオド)のみを入力します。メッ セージを送るかどうかを最後に質問されます。'y'を押すとメッセー ジが送信され,'n'を押すとメッセージは削除されます。 [目次へ]

USENET News の投稿

Lynx で ニュースの記事を呼んでいるときに Reply to: user@host とい うリンクや Followup to: newsgroup(s) というリンクを見ることが あるでしょう。
Reply to user@host
user@host はニュースの記事を投稿した人のメールアドレスに対応します。 このリンクを選択するとメッセージを今見ている記事を書いた人に送ることが できます。返事の中にもとのメッセージを含めることもできます。
Followup to newsgroup(s)
このリンクを選択すると今読んでいるニュースグループおよびクロスポス トしようとする任意のニュースグループに対して投稿することができます。返 事の中にもとのメッセージを含めることもできます。メッセージを入力したら inews プログラムが呼び出されてメッセージをニュースホストに投稿 します。 [目次へ]

Lynx のブックマーク

文書に素早く戻るためにブックマークを置くことはしばしば役にたちます。ブッ クマークの機能を使うにはまず Options Menu を使ってブックマー クのファイル名を与えなければなりません。

文書へのブックマークをブックマークファイルへ保存するには 'a'キーを押してください。すると

Save D)ocument or L)ink to bookmark file or C)ancel? (d,l,c):
と尋ねられます。'd' と答えると今見ている文書のリンクを保存し, 'l' と答えるとページ上で現在選択しているリンクを保存します。 'c' を選択するとブックマークファイルに保存せずにキャンセルし ます。

保存しているブックマークのリストを見るためには'v'コマンド を使います。ブックマークのリストを見ている間はブックマークをその他のリ ンクのように選択することができます。削除しようと思うリンクの位置で 'r'キーを押すことによってブックマークリストからリンクを削除す ることができます。 [目次へ]

ジャンプコマンド

Lynx のブックマークに類似した機能がジャンプコマンドです。ジャンプコマ ンドは URL にアクセスするためのショートカットを入力できるようにします。 ジャンプ機能が有効ならば,'j'を入力することでショートカットを 入力するプロンプトを表示します。ジャンププロンプトで'?'を入力 するとりようできるショートカットのリストを表示します。

すべてのジャンプショートカットの入力は循環バッファに保存され,前の 入力はプロンプトで上矢印あるいは下矢印を押すことによっ て再利用できます。

システム管理者への注意: あなたのシステムでのジャンプコマンドの設定 の仕方とショートカットの定義の仕方は lynx.cfg ファイルを読ん でください。 [目次へ]

ディレクトリの編集

Lynx は Unix 上で拡張された DIRED(訳注:ディレクトリ編集)支援を提供しま す。(VMS 上ではより高機能な CSwing プログラムがキャラクタセル端末のた めに推奨され,Lynx を通じてジャンプショートカットやリンク実行を提供で きます。)ローカルなディレクトリを file://localhost/path/形式の URL を用いてアクセスすると,新し いコマンドの集合が利用できます。DIRED 支援を使ってファイルの作成・編集・ 削除・複製および移動ができます。DIRED モードで利用できるコマンドは次の ものです。
C)reate
'c' をタイプすると新しいファイルを作成します。新しいファ イルは空ファイルです。
D)ownload
'd' をタイプすると,システム管理者が定義したオプションを 利用してファイルをダウンロードします。
E)dit
'e' をタイプすると,Options Menu で定義したエディ タを起動し,選択したファイルを編集のためにロードします。
F)ull Menu
'f' をタイプすると,選択可能なすべてのオプションのメニュー を表示します。メニューはファイルの型と可能な圧縮形式によって変化します。
M)odify
'm' をタイプするとファイルの名前や位置を変更します。 'n'をタイプするとファイル名を変更し,'l'をタイプする とファイルを別の位置に移動します。
R)emove
'r' をタイプすると選択したファイルやディレクトリを削除し ます。
T)ag
't をタイプすると選択したファイルにタグ付けします。以降の 操作は選択されたファイルの代わりにタグ付けされたファイルに対してなされ ます。
U)pload
'u' をタイプするとファイルをカレントディレクトリにアップ ロードします。アップロードの手法はシステム管理者によって定義されます。
[目次へ]

スクロールとその他の有用なコマンド

すべてのキー入力コマンドの概略とキーバインドは,通常 'k' およ び 'K' に配置される KEYMAP コマンドで呼び出すことができます。 以下は最も良く利用するコマンドのいくつかについて説明します。
^A
Control-A は現在の文書の先頭にジャンプします。これはキー パッドの Home キーと同等で,Links are numbered モー ドが有効なときに利用できます。Find 機能キーも同等で,概念的に は後者はもし IBM Enhanced Keyboard を使用するならば Home とラ ベル付けされた機能キーに割り当てられます。
^E
Control-E は現在の文書の末尾にジャンプします。これはキー パッドの End キーと同等で,Links are numbered モード が有効なときに利用できます。Select 機能キーも同等で,概念的に は後者はもし IBM Enhanced Keyboard を使用するならば End とラ ベル付けされた機能キーに割り当てられます。
^B
Control-B は,普通は現在の文書の前のページにジャンプし, したがってキーパッドおよび機能キーの Page-Up キーと同等です。 しかし,Control-B は emacs 風のキー移動が有効なときは 右矢印として働きます(Lynx オプションメニュー を参照)。
^F
Control-F は,普通は現在の文書の次のページにジャンプし, したがってキーパッドおよび機能キーの Page-Down キーと同等です。 しかし,Control-F は emacs 風のキー移動が有効なときは 左矢印として働きます。
^N
Control-N は,普通は現在の文書で2行分進みます。 Remove 機能キー(IBM Enhanced keyboard では Deleteで, Backspace とは異なる)が同じ働きです。Control-N は emacs 風のキー移動が有効なときは下矢印になります。
^P
Control-P は,普通は現在の文書で2行分戻ります。 Insert 機能キーが同じ働きです。Control-P は emacs 風 のキー移動が有効なときは上矢印になります。
)
) コマンドは現在の文書で半ページ進みます。
(
) コマンドは現在の文書で半ページ戻ります。
#
'#' コマンドは現在の文書にもしあるならば仮想ツールバーま たは見出しにジャンプします。文書の前いた位置に戻るためには左矢印 を使ってください。
!
'!' が押されるとデフォルトシェルが起動されます。シェルを 抜けるか終了するかすると Lynx に戻ります(普通 Unix では exit で VMS では logout です)。このコマンドはたいてい匿名ユーザに 対しては無効です。VMS では '$' が普通は同じ働きです。
g
'g' コマンドで任意の URL を見ることができます。 'g' コマンドを押すと URL を問い合わせるプロンプトが現れます。 見ようと思う URL を入力してください。前に入力されたすべての URL は循環 バッファに保存され,プロンプトの位置で上矢印あるいは下矢 印キーを押すことによって呼び出すことができます。
=
'=' コマンドは現在の文書と文書の中で現在選択しているリン クについての情報を表示します。ファイルの行数,URL,タイトル,所有者お よび型が表示されます。
^T
Control-T はトレースモードを切替えます。これは不正な html を診断するのに便利です。もし文書をロードしているときに Bad HTML というステータスラインのメッセージを見たなら, Control-T を入力してからトレースモードで文書を再ロードするた めに Control-R を入力します。オンラインヘルプメニューのリンク によって確認のために文書を送ることもできます。もし問題を診断できたなら それについて文書の作者にメールを送ってください。
*
'*' コマンドは image_links モードを切替えます。もし有効な ら,インラインを含め,すべてのイメージに対してリンクが作られます。もし イメージビューアをイメージの MIME タイプに対して割り当てているなら,こ うしたリンクからイメージを見ることができます。普通はこのモードを無効にする べきです。
@
'@' コマンドは生の8ビットあるいは CJK モードを切替えます。 もし有効なら,文字集合は選択された文字集合に適応すると仮定され,8ビッ ト文字は ISO-8859-1 変換表によって逆変換されません。
[
'[' コマンドは pseudo_inlines モードを切替えます。もし有 効なら,ALT 文字列が割り当てられていないインラインイメージは Lynx のディ スプレイで [INLINE] の疑似 ALT 文字列を挿入されます。もし無効 なら ALT="" であると扱われます(したがって,無視されます)。も し image_links モードが有効になると,疑似 ALT 文字列はインラインイメー ジのソースへのリンクを提供するように設定されます。
]
']'コマンドは現在の文書あるいはリンクに対して HEAD リクエ ストを送るのに用いられます。これは http サーバの文書あるいはリンク(あ るいはフォーム送信ボタン)についてのみ適用されます。もしこのコマンドが 不適切であるならばステータスラインのメッセージが通知します。HEAD リク エストは常に http サーバに対して出されます,つまり,Lynx はキャッシュ から以前のサーバの回答を検索しません。フォームの送信のとき,http サー バは HEAD リクエストを正当であるとして CGI スクリプトヘッダを返すか, あるいは不正であるとしてエラーメッセージを返すかは一定でないということ に注意してください。
z
Lynx は割り込み可能な I/O プロセスに完全に対応します。接続または転 送プロセスを行なっており,それが停止しているときは 'z' キーを 押してください。もし割り込みの前にデータの転送が行なわれていたなら,そ れは無効になります。 [目次へ]

Lynx と HTML のフォーム

この節は Lynx のフォームインターフェースを説明します。HTML は文書の提 供者に,文書を見ているときに記入を行なえるオンラインフォームを作成する ための機能を提供します。フォームが送信されるとフォーム上の情報がデータ ベースを検索したり,調査を完成させるために利用されます。

HTML のフォームは(送信のような)アクションを起こすためのボ タン,チェックボックス,リストからオプションを選択するためのラジオボタ ンやポップアップ,そして文書を入力するためのフィールドを提供します。

ボタン:
ボタンは Lynx が文書のリンクを表示するのと同じように表示されます。 ボタンを「押す」には右矢印あるいは改行キーを押してく ださい。
チェックボックスとラジオボタン
チェックボックスは角かっこ: [ ] として表示されラジオボタ ンは丸かっこ: ( ) として表示されます。ボックスがチェックされ たりボタンが選択されたりすると,x が角かっこの中: [x] あるいはアスタリクスが丸かっこの中: (*) に現れま す。ボックスをチェックする,あるいはラジオボタンを選択するには 右矢印あるいは改行キーを押してください。
選択フィールド
選択フィールドはデフォルトオプションが間に表示された角かっこ : [デフォルト__] として表示されます。オプションを選択するには 右矢印または改行キーを押してください。アスタリクス (または線描キャラクタ)の境界線の箱が現れて選択可能なオプションのリスト が箱とともに表示されます。オプション間でカーソルを移動するには 上矢印下矢印キーを,オプションを選択するには 右矢印または改行キーを用いてください。'/' と 'n'ext検索コマンドを特定の文字列を持つオ プションを選ぶのに用いることもできます。注意 ポップアップメニュー の機能はコンパイル時あるいは設定オプションで無効にすることができ,この 場合,オプションはラジオボタンの列に変換されます。ポップアップまたはラジオ ボタンリストの使用のデフォルトの設定は -popup コマンドライン スイッチにより切替えることができます。
テキスト入力フィールド
テキスト入力(INPUT)フィールドは入力フィールドの長さのアンダースコ アの列: _______ として表示されます。テキストを直接キーボード をタイプすることによって入力できます。間違いを訂正するにはラインエディタキーを用い てください。テキストを入力したら,カーソルはそのフィールドからは移動せ ずにフィールドの最後の位置に止まっています。テキスト入力フィールドの前 後に移動するためには上矢印キーと下矢印タブ あるいは改行キーを用いてください。ただし,改行 キーはテキスト入力フィールドがフォームで隠されていない唯一のフィールド のときはフォームを送信することに注意してください。
TEXTAREA フィールドは,次の行が前の行の終わりで改行していることを 示すテキスト入力(INPUT)フィールドの列として扱われます。メッセージ全体 を構成するためにそれぞれの行でテキストを入力します。TEXTAREA フィール ドの終わりの空行は送信のときに省かれます。上矢印キー,それと 下矢印あるいは改行キーは,INPUT フィールドのように, メッセージ全体の前の行,あるいは次の行に移動し,タブキーは TEXTAREA フィールドの終わりの先,またはフィールド全体が現在表示されて いるページより先にわたるならば次のページの先頭に移動します。
たいていは,標準の Lynx のナビゲーションキーを用いてフォームを移動でき ます。上矢印下矢印キーは,それぞれ前あるいは次のフィー ルド,ボックスまたはボタンを選択します。タブキーは次のフィー ルド(あるいは TEXTAREA が次のページに続いているならば次のページ),ボッ クス,またはボタンを選択します。

注意: もしテキスト入力フィールドを選択しているならば,キー 入力はテキスト入力や編集のコマンドとしてラインエディタによって解 釈されるために,ほとんどの Lynx キー入力コマンドは利用できません。 Lynx のキー入力を使おうとするときはボタンやボックスを選択してください。

フォームを送信するにはフォームの送信ボタンの位 置で右矢印あるいは改行を押してください。もし Lynx の セッションの間で以前にフォームを送信したことがあり,フォームの内容を全 く修正しておらず,なおかつ METHOD が GET ならば,Lynx は前の 送信のときに返した内容のキャッシュを検索します。前と同一の内容でフォー ムをサーバに再度送信したいときは, 送信ボタンの位置で RESUBMIT コマン ド('x')を用いてください。右矢印改行キーは フォームのソースが no-cache Pragma あるいは Cache-Control の指示を含む META タグを含んでいるならば,no-cache 再送信を行ないます:
<META HTTP-EQUIV="Pragma" CONTENT="no-cache">
<META HTTP-EQUIV="Cache-Control" CONTENT="no-cache">

METHOD に POST,または ACTION に mailto: を持つフォームは, 送信ボタンが押されると,内容が変わらなくても,常に再送信されます。 フォームによって返される文書がたどれるリンクを持っており, PREV_DOC(左矢印)コマンドまたは履歴ページから戻ること ができるならば,Lynx は通常,再送信を行ないません。Lynx はこのような場 合に再送信するようにコンパイルでき,デフォルトは lynx.cfg に より変更でき -resubmit_posts コマンドラインスイッチによって切 替えることができます。

もしフォームが1つのテキスト入力フィールドを持ち,表示に含 まれない隠れ入力フィールド以外のフィールドを持たないなら,そのフィール ドは送信ボタンとしても働き,そのフィールド上で右矢印 または改行キーを押すことがフォームの送信を実行します。このよ うな場合に,フォームを送信すること(あるいは内容が変更されず METHOD が GET である場合に前の送信から返されたものを参照すること)が目的 でないならば,テキスト入力フィールドを離れるために上矢印下矢印,あるいは TAB を使うのがよいでしょう。

もしマークアップ中で名前を割り当てられているなら,フォームは複数の 送信ボタンを持つことができます。このような場合は,送信するた めに用いられたボタンのうちの1つについての情報がフォームの内容に含まれ ます。

インラインイメージはフォームの中で送信ボタンとして使用することがで きます。もしこうしたボタンがマークアップ中で名前を割り当てられているな ら,グラフィッククライアントについてこれらはイメージマッ プとしても働き,クリックされたときのイメージ中のグラフィッ ククライアントのカーソルの x,y 座標がフォームの内容に含まれます。Lynx はイメージをインライン表示できず,ユーザはイメージの原点からカーソルを 移動することができないので,選択肢がマークアップ中で利用できなければ Lynx は フォームの内容に 0,0 座標の組を送ります。イメージを送信ボタン として利用し,しかし少なくともテキストクライアントと sight-challenged Webizens のための何らかの配慮がある文書の著者はこのようなマークアップ 中にボタンのための値を含めるでしょう。Lynx は値に割り当てられた文字列 を送信ボタンのように表示し,ボタンが名前付けされておりそれがフォームを 送信するのに用いられるならば人工的な 0,0 座標の組の代わりにそれを送り ます。フォームの内容を解析するスクリプトはしたがって,送信がグラフィッ ククライアントを使うユーザからのものか,イメージをみることができないか イメージから適当な選択ができないユーザからのものかを知ることができます。

フォームは隠れ INPUT フィールドを持つことができます。これ は表示されませんが,内容に含まれる名前と値を持ちます。これらは大抵関連 したフォームの送信間の情報をたどるために用いられますが,プライバシーの 侵害をあらわすと考えられるユーザについての情報を含める能力があります。 この点では,Lynx はすべてのフォームフィールドに HTML 3.0DISABLED 属性を実装していることに注意してください。これら は送信をまたがった情報をたどり,それを変更せずに現在のフォームに送信す るのに用いられますが,ユーザはそれが送信に含まれることを知っています。

最も一般には,フォームはスクリプトによる分析のために ENCTYPE="application/x-www-form-urlencoded" で符号化された内 容で http サーバに送信され,Lynx は FORM タグで ENCTYPE が指定されなけ ればそれをデフォルトとして扱います。しかし,代わりに,フォームの内容を email アドレスに送信するために mailto URL をフォームの ACTION として指定することができます。このような場合,フォームのマークアップ中 で ENCTYPE="text/plain" を指定して,内容が符号化されずにプレ インテキストとして読めるようにしておくよいでしょう。

Lynx は,application/x-www-form-urlencoded のように 内容のすべての予約文字を16進符号化し,内容の name=value ペアの区切りと してアンパサンド('&')の代わりにセミコロン(';')を 使う ENCTYPE="application/sgml-form-urlencoded" をサポートし ます。セミコロンは GET METHOD のフォームで好んで用いられます。 なぜなら GET METHOD は符号化されたフォームの内容がフォームの ACTION に ?searchpart として付加され,こうした URL が text/html 文書あるいはブックマークファイル中でアンパサンドを SGML 文字参照(&amp; または &#38;)に変換されずに用いられるならば SGML エンティティに 対応するフォームフィールド名に続くこれらは意図した URL を破壊すること になるからです。

この点では,ブックマークを作成するときに Lynx はアンパサンドを &amp; に変換し,したがってブックマークのリンクはこれらの 破壊に対して弱くはないことに注意してください。Lynx はブックマークファ イルに GET METHOD によるフォームから返され,したがって ?searchpart として付加された内容を持つ文書のリンクを保存でき ますが,METHOD が POST ならばできないことにも注意してください。 なぜなら内容が失われて link は不正なものだからです。

Lynx は MIME ヘッダとターミネータを持つマルチパートセクションとして 符号化された name=value ペアをもつフォームの内容を送信するための ENCTYPE="multipart/form-data" をまだサポートしません。FORM タグがこの ENCTYPE を指示するなら,Lynx はフォームフィールドを整形して 表示しますが,それらを DISABLED 属性を持つものとして扱うので, 不適切な符号化で送信することはできません。 [目次へ]

Lynx と HTML の表

HTML はディスプレィのページ以上に行と列により整列された区画の配列にと して構造化されたを作るためのマークアップを含みます。

Lynx は ftp://ds.internic.net/rfc/rfc1942.txt で記述された TABLE タグとそ れに関連するすべてのタグを認識し,すべてのタグの中の NAME-ed アンカを 扱うための ID 属性を処理しますが,実際のは作りません。代わ りに TR タグを折り返しできる BR (改行)としてあつかい, TH および TD タグの内容の前に折り返し可能なスペースを挿入します。これ によりのすべての内容を,セル間の役割を保存してみることがで き,の中のすべてのリンクがアクセス可能になりますが,表で意 図した行と列の配置に厳密に依存した情報は失われます。

本質的に表のデータが Lynx で表現されなければならないなら, PRE をも ちいるか,が PRE の内容に含めることができないマークアップを 含むならば HTML タブを用いてを構成することができます。 TAB エレメントを用いた表の例は Lynx の配布ソースの test サブ ディレクトリに含まれています。 [目次へ]

Lynx と HTML のタブ

Lynx は HTML3.0 の TAB エレメントを LEFT アラインメントのみ実装します。アラインメント が CENTER や RIGHT (JUSTIFY はまだ Lynx で実装されておらず,LEFT と同 じに扱われる)であるならば,または,TAB エレメントが現在の位置より左の 位置を示しているならば,改行可能なスペースとして扱われます。TAB を実装 するために,Lynx は INDENT 属性によって指定されたときに en ユ ニットを半文字分の幅として扱い,あまりを切り上げます(つまり,5あるいは 6は3文字分の空白として扱われます)。この機能を用いたモデルとして Lynx の配布ソースの test サブディレクトリの TAB エレメントを用いたの例を見てください。

このユーザガイドおよび サポートする URL のページは TAB マークアップをサポートしない WWW ブラウザで若干表示の質が低下するような方法で TAB マークアップ を含んでいることに注意してください。これらの文書の中で使われる TAB マー クアップを探すにはソースの表示に切替えて <tab検索してください。 [目次へ]

Lynx と HTML のフレーム

HTML のいくつかの実装は,同時に表示される,独立してスクロールするウィ ンドウの配列を作ることを意図した,主にグラフィッククライアントのために デザインされたマークアップを含みます。こうしたウィンドウは フレームと呼ばれます。

Lynx は Netscape や Microsoft Explorer の FRAME,FRAMESET,および NOFRAMES タグを認識しますが,目的とした位置のフレームを作るた めのウィンドウをつくる能力はありません。かわりに,Lynx は,大抵はディ スプレイの左上隅に,フレームのソースに対するラベル付けされた リンクを作り,NOFRAME セクションを整形します。もし文書の提供者がテキス トクライアントと sight-challenged Webizens のことを考えておらず, NOFRAMES セクションに実質的な適すと,あるいはテキストクライアントに適 した文書へのリンクを含めていなければ,(もしあれば)実質的な中身をもつ フレームのリンクのラベルから推測でき,また,やる気が起きるな らばそれらのリンクを見てみることもできます。 [目次へ]

Lynx と HTML の見出し

HTML のいくつかの実装は,ウィンドウのツールバーに類似した,簡潔な記述 のリンク名のリンクを持つ,それぞれのページの先頭に位置するスクロールし ないウィンドウを作るための機能を含みます。こうしたウィンドウは 見出しと呼ばれます。

Lynx は見出しを作るための HTML 3.0 の LINK タグ内の REL 属性をすべて認識し,処理します。LINK のトークンは HomeToCIndexGlossaryCopyrightUpNextPreviousHelp です。これらのトークンを持つ任意の LINK タグは最初のペー ジの先頭に,タグの HREF をリンクとし,トークンをリンク名とした 見出しの作成を行ないます。さらに,TITLE 属性に関連した Bookmark トークンは TITLE 属性の値ををリンク名として 見出しリンクを起動します。Lynx は角ページの先頭に見出し を表示する実際の場所を消費せず,Lynx TOOLBAR キー入力コマンド ('#')が押されるといつでも,見出しに配置してそのリ ンクを起動でき,見出しの中で左矢印を押すと現在の文書 でいたところに戻ります。

Lynx は HTML 3.0 の BANNER タグも認識し,LINK タグにもとづいて作られていなければその内 容にもとづいた見出しを作ります。Lynx は MicroSoft の MARQUEE タグを BANNER と同様に扱います(つまり,静的な見出しとして表現 し,内容を水平スクロールしません)。 [目次へ]

Lynx と HTML の脚注

Lynx は HTML 3.0 の FN エレメントを文書中で名前つけされた Anchor と同様に実現 し,脚注は文書の末尾に位置することを仮定します。しかし,名前つけされた Anchor と異なり,FN エレメントは通常より左右のマージンが大き いブロックとして(つまり,内容で段落が指定されているかどうかにかかわら ず新しい段落であるかのように)扱われ,ブロックは FOOTNOTE: ラ ベルで始まります。例えば,文書が以下を含むとき:
<A HREF="#fn1">footnote</A> を参照
このリンクを起動することは以下をラベルつけして整形します:

<FN ID="fn1"><p> Lynx は FN ブロックのためのポップアップを使用しません </p></FN>

つまり,ページの先頭に配置します。そして,脚注を読んでいるとき, 左矢印キーを押すことによって前の位置に戻ることができます。FN エレメントの内容は文書の BODY で認められる任意の HTML マークアップです。 [目次へ]

Lynx と HTML の注

Lynx は HTML 3.0 の NOTE エレメントをラベルつきブロック,つまり,段落づけのマークアップ が内容に含まれているかいないかにかかわらず,通常より大きな左右のマー ジンを取り,CLASS あるいは ROLE 属性の値にもとづく強調ラベルによって注 の型を示した段落があるものとして実現します。CLASS あるいは ROLE 属性が 含まれていなければ,デフォルトラベル NOTE: が使われます。Lynx は cautionwarning を認識し,それぞれについて ラベル CAUTION: あるいは WARNING: が用いられます。 NOTE エレメントは ID 属性を持つことができ,HTML の脚注 のように,名前つき Anchor として扱われますが,NOTE ブロッ クは文書の末尾におかれる必要はありません。NOTE ブロックの内容は文書の BODY で正当な任意の HTML マークアップです。これは例です:
<NOTE CLASS="warning" ID="too-bad">
<p>W3C ベンダは HTML 3.2 draft で NOTE を維持し なかった。</p>
</NOTE>

ID 属性を名前つき Anchor として認識するものを除いて,NOTE を サポートしない WWW ブラウザでは若干表示の質が低下します。

Lynx と HTML のリスト

Lynx は HTML 3.0 のUL(順序なしリスト),OL(順序つきリスト)および DL (定義リスト)とそれらに関連する属性およびエレメント(LH, LI, DT そして DD)の大部分を使用で記述されたように実現します。リストは入れ子に することができ,6段階まで徐々に大きなインデントをとります。HTML 2.0 の MENU と DIR エレメントはどちらも PLAIN 属性 を持つ UL(bulletがない,以下を参照)と同じに扱われます。したがっ て,DIR も MENU も24文字分の空白の列を取らないことに注意してください。 単一の入れ子のインデックスが維持され,そのため,異なったレベルのリスト エレメントは入れ子の中で異なったレベルのために利用できます。HTML 3.0 の FIG, CAPTION および CREDIT エレメントもリストブロックで正しく扱われ ます。これらは現在の入れ子の深さで適切なインデントで整形され,CAPTION あるいは CREDIT エレメントは内容の先頭に CAPTION: あるいは CREDIT: がつきます。リスト中の APPLET あるいは OBJECT エレメ ントの内容も現在の入れ子の深さで適切にインデントされますが,内容で指示 されない限り改行は起こさず,リスト中で不適切なマークアップは含めるべき ではありません。

Lynx は OL エレメントの TYPE 属性をサポートします。これはアラビア数 字のための 1,大文字または小文字のローマ数字のための I または i,大文字または小文字のための A または aを値に持つことができ,リストブロック中で連続する LI エレメントについて増加します。CONTINUE 属性は入れ子の深さが変化したと きに順序づけを前のリストブロックから継続するために用いられます。

Lynx は OL の属性 START と SEQNUM をブロックの最初の LI エレメント の順序づけの値を与えるのと等価なものとして扱います。値はアラビア数字で 与えますが,表示は block のタイプに依存して アラビア数字,ローマ数字, あるいはアルファベットで表示されます。値はアラビア数字で -29997からシステムの最大の正の整数値までの範囲を取れます。ロー マ数字では,1(I または i)から3000( MMM または mmm)までの範囲を取れます。アルファベット 順では1(A または a)から 18278(ZZZ または zzz)までの範囲を取れます。 CONTINUE 属性が用いられると,START または SEQNUM 属性を前のブロックか ら順序づけを拡張するために用いる必要はなく,また,TYPE 属性をアラビア 数字,ローマ数字あるいはアルファベットによる順序づけのスタイル,あるい は文字の大小を,順序を崩すことなく変更するために用いることができます。 もし START,SEQNUM あるいは CONTINUE 属性が与えられなければ,それぞれ の OL ブロックの最初の LI エレメントは1をデフォルトとし,TYPE 属性を含めなければ Lynx はアラビア数字をデフォルトとします。

PLAIN 属性を持たない UL ブロックについて,Lynx は,順番に, *+o#@ および - を6つの入れ子のレベル内で深さを示すために bullet として用います。

Lynx は UL,OL,DIR および MENU ブロックをデフォルトで COMPACT 属性 を持つものとして,つまり,ブロック内の LH と LI エレメントの間をシング ルスペースとして扱います。DL ブロックについて,COMPACT 属性が与えられ なければ DT と DD エレメントの間はダブルスペースが用いられます。 [目次へ]

Lynx と HTML の引用

HTML 3.0 とそれ以降の仕様は HTML 文書での2種類の引用を提供します。ブロック引用 は,BLOCKQUOTE(あるいは HTML 3.0 では略記である BQ)エレメントで指示さ れ,ブロックをしめす先頭と末尾のタグの前後の改段落を伴います。キャラク タレベルの引用は,Q エレメントで指示され,対照的に適当な引用記号を挿入 するためのマークアップ中での単純な指示です。

Lynx は通常より大きな左右のインデントでブロック引用を整形します。 Lynx はイタリックをサポートせず,通常はアンダーラインで置換しますが, 引用中で明示的な強調タグが不明確にならないようにブロック引用にアンダー ラインを引きません。BLOCKQUOTE あるいは BQ ブロックは CREDIT ブロック を含み,その内容は最初の行の先頭に CREDIT: ラベルを持つ新しい 段落として整形されます。

Lynx は入れ子になった Q の開始および終了タグに注意を払い,ASCII の ダブルクオート(")と低アクセント記号(`)とアポス トロフィ(')をそれぞれ,入れ子の偶数と奇数の深さに対して用いま す。

BLOCKQUOTE,BQ,あるいは Q エレメントのすべての ID 属性は名前付き Anchorとして扱われます。 [目次へ]

Lynx と クライアントサイドイメージマップ

HTML はインラインイメージを,マウスがクリックされたときにカー ソルが位置するイメージのエリアが検索すべき URL に対応するようなマップ として扱う,主にグラフィッククライアントのためにデザインされたマークアッ プを含みます。もとの実現はクライアントが http サーバに,サーバによって 実行されるスクリプトによって扱うための,クリックした x,y 座標を送信す ることにもとづいており,サーバサイドイメージマップと呼ばれま した。Lynx はこのような手続きをうまく行なう合理的な方法を持たず,した がって単純に 0,0 座標を送信します。これはあるサーバのスクリプトがテキ ストクライアントに適した文書を返すための操作として扱います。

新しい HTML のマークアップはクライアントがイメージマップのエリアに 関連づけられた URL を定め,あるいは,テキストクライアントが代わりのマー クアップを処理し,ユーザが文書の情報から選択を行なえるようにするための 基礎を提供します。これらはクライアントサイドイメージマップと 呼ばれます。

Lynx は MAP タグと AREA タグを認識および処理し,USEMAP 属性を持つ IMG タグのリンクが起動したときのそれぞれの AREA タグの HREF ためののリ ンクのメニューを作成します。メニューは名前を AREA タグの ALT 属性リン ク名として用い,あるいは,文書の作者がテキストクライアントと sight-challenged Webizens を無視しており,したがって ALT 属性を含めて いなければ,Lynx はリンク名として HREF 属性によって与えられた URL を用 います。Lynx は IMG タグの TITLE 属性,または MAP タグの TITLE 属性を, いずれかがマークアップに現れるならば,メニューのタイトルと主見出しとし て用います。そうでなければ,IMG タグの ALT 属性を用います。TITLE 属性 も ALT 属性もマークアップ中で与えられなければ,Lynx は [USEMAP] 疑似-ALT を作成してそれを利用します。MAP は IMG タグと同一の文書である 必要はありません。もし同一の文書でなければ,Lynx は参照された MAP を含 む文書を呼出し,NAME 属性あるいは ID 属性をもとに配置します。Lynx のセッ ションの間に文書に出現したすべての MAP はキャッシュされ,そのため異な る文書で参照されても,繰り返し取得する必要はありません。

また,IMG タグが ISMAP 属性によりサーバサイドイメージマップ を示すなら,Lynx は,それを無視するより,そのためのリンクを作成し,リ ンクが起動されたら 0,0 座標を送信します。しかし,クライアントサイ ドイメージマップは Lynx のようなクライアントにはより有用です。な ぜならすべてのイメージマップに関連付けられた URL はアクセス可能で,そ の種類を ALT 属性で示せるからです。

Lynx は HTML 3.0 のFIG および OVERLAY タグを認識し,テキストクライアントを意図して扱い ます。これらはクライアントサイドイメージマップを扱う理想的な 方法です。なぜなら,FIG の内容はクライアントがALT 文字列によるリンク名 のリンクの比較的不十分なリストを構成するのを信頼するよりもむしろ,完全 な代わりのマークアップを提供するからです。

今のところ試験的な OBJECT タグはクライアントサイドイメージマッ プのための FIG タグの機能を多く含んでいます。Lynx は SHAPE 属性を 持つ OBJECT タブの内容を FIG を扱うのと同じに整形し,表示します。Lynx はまた,USEMAP あるいは ISMAP 属性を持つ OBJECT タグをクライアント サイドイメージマップあるいはサーバサイドイメージマップを 持つIMG タグを扱うのと同じように扱います。 [目次へ]

Lynx とクライアントサイドプル

HTML は META タグ中の指示によりクライアントへ動作を渡すための規定を含 んでおり,そのような指示のひとつは,Refresh トークンにより, 現在の文書を受けてから指定された秒数後に,同一の URL または 新しい URL をサーバから取得して文書の再ロードを行ないます。この手続きは クライアントサイドプル と呼ばれます。こうしたタグの例は次のも のです:
<META HTTP-EQUIV="Refresh" CONTENT="3" URL="http://host/path">
これはクライアントに現在の文書を受けてから3秒後に指定された URL を取得 するように指示します。URL= フィールドが省略されると,URL は 現在のドキュメントのものがデフォルトになります。no-cache 指示 が同一の URL について Refresh があるときに仮定されます。

Lynx は META タグ中の Refresh 指示を認識および処理しますが, 一般にはディスプレイの左上隅に,ラベル付けされたリンクをおき,指定され た秒数後に自動的に要求を起こすかわりに,更新前に意図された秒数と更新す る URL を表示します。これにより人が点字のインターフェースを用いて任意 の期間だけ次の URL のリンクを起動する前の現在の文書を調べることができ ます。一般に,示された秒数が短いと,タイミングは厳密ではなく,好きなと きにいつでもリンクを起動できます。もし長ければ(例えば60秒),サーバプロ セスはその間で新しい文書またはイメージを生成しているかもしれず,短い期 間でリンクを起動するとバンド幅を無駄にするでしょう。 [目次へ]

Lynx のコマンドライン

Lynx が -help スイッチをつけて実行されると,Lynx のコマンドラ インオプション(スイッチ)の概要が標準出力に返されます。オプションの解説 はシステムの man (Unix) pages あるいは help (VMS) ライブラリでも見るこ とができます。Lynx のコマンドラインの基本的な構文は以下のように表現さ れます:
コマンド
lynx [options]
lynx [options] startfile
ここで
startfile
Lynx が起動時に読み込むファイル あるいは URL です。
  • startfile が与えられなければ,Lynx はインストール時 に与えられたデフォルトのスタートファイルと基準ディレ クトリを用います。
  • 与えられたファイルがローカル(つまり,URL でない)なら, Lynx はそのファイルを表示しそのファイルがあるディレク トリを基準ディレクトリとして用います。
  • URL が与えられたなら,そのファイルを取得し,サーバの ベースディレクトリのみが更にアクセスされたときに関係 します。
options
以下のリストから選択できます。ここで大文字の要素は置換しな ければならないことを示します。
-
引数が '-' (ダッシュ)のみなら,Lynx は標準入力から引数を受けるのを待ちます。これは -get_data-post_data 引数に関 連した非常に長いコマンドラインを見込んだものです (後述)。VMS ではダブルクオートにいれ ("-"), キーボード入力は Control-Z で終了させ,,コマ ンドファイル入力は '$'で始まる行によって終了 させる必要があります。
-anonymous
匿名アカウントを指示するのに用いられます。
-auth=ID:PW
保護されたページへの id とパスワードです。
-book
ブックマークページをスタートファイルとして使用しま す。デフォルトあるいはコマンドラインのスタートファイル はメインスクリーンのコマンドで指示することができ,ブッ クマークページが用意されていなかったり内容がないときは 使用されます。
-buried_news
埋め込まれたレファレンスへのニュースの記事の探索を 切替え,それらをニュースリンクに変換します。アングルブ ラケットで囲まれた email のアドレスが不正なニュースリ ンクに変換され,uuencode されたメッセージが無駄にされ るかもしれないので推奨しません。
-cache=NUMBER
メモリにキャッシュされる文書の NUMBER を 設定します。デフォルトは 10 です。
-case
case-sensitive な文字検索を可能にします。
-cfg=FILENAME
デフォルトの lynx.cfg 以外の Lynx の設定ファイルを 指定します。
-child
初期ファイル内での左矢印で終了し,ディスクへの保存 を無効にします。
-crawl
-traversal と併せて,それぞれのページをファ イルに出力します。
-dump と併せて,出力を -traversal の ように整形し,標準出力に出力します。
-display=DISPLAY
X のリモート実行プログラムのためのディスプレイ変数 を設定します。
-dump
デフォルトの文書またはコマンドライン上で指定された ファイルの整形された出力を標準出力にダンプします。これ は以下のように使用します:
lynx -dump http://www.w3.org/
-editor=EDITOR
編集モードで指定したEDITOR(vi, ed, emacs, など)を利用可能にします。
-emacskeys
emacs 風のキー移動を有効にします。
-enable_scrollback
(ある curses パッケージと互換性のない)通信ソフトウェ アでのスクロールバックキーと互換な動作に切替えます。
-error_file=FILENAME
HTTP リクエストからのステータスコードがこのファイ ルに置かれます。
-locexec
(lynx がローカル実行可能にコンパイルされているなら ば)ローカルファイルからのみローカルプログラムの実行を 可能にします。
-fileversions
ローカル VMS ディレクトリのリスティングにすべての バージョンのファイルを含めます。
-force_html
最初のドキュメントを HTML として強制的に解釈します。
-ftp
ftp アクセスを無効にします。
-get_data
GET フォームのためにフォーマットされているであろう データが標準入力から読み込まれ,フォームに渡されます。 入力は '---' で始まる行で終了します。
-head
MIME ヘッダのための HEAD リクエストを送信します。
-help
この Lynx コマンドの使い方を表示します。
-historical
'>' または '-->' をコメントの終端として用い るかどうかを切替えます。
-homepage=URL
ホームページを開始ページと切り離して設定します。開 始ページの取得に失敗した場合や開始ページが文書を返さな いスクリプトであるならば使用され,また'm'(メ イン)メニューコマンドの URL として使用さ れます。
-image_links
すべてのイメージのリンクを含めるかどうかを切替えま す。
-index=URL
デフォルトのインデックスファイルを指定された URL に設定します。
-link=NUMBER
-crawl によって生成される lnk#.dat ファイ ルの開始カウント。
-localhost
リモートホストへの URL を無効にします。
-mime_header
MIME ヘッダを含めて強制的にソースをダンプします。
-minimal
コメントの解析の minimal および valid を切替えます。 minimal のときは,すべての '-->' はコメントの終端と して扱われます。valid のときは,コメントエレメント全体 で '--' の組がコメントの組の境界として扱われます。 histrical が設定されると,minimal あるいは valid のコ メントの解析を無視します。
-newschunksize=NUMBER
分割されたニュースリストでの記事数です。
-newsmaxchunk=NUMBER
分割される前のリストでの最大のニュースの記事数です。
-nobrowse
ディレクトリの表示を無効にします。
-noexec
ローカルプログラムの実行を無効にします。(デフォル ト)
-nofilereferer
ファイルの URL の Referer ヘッダの転送を無効にしま す。
-nofrom
From ヘッダの転送を無効にします。
-nolist
ダンプ中のリンクリストの機能を無効にします。
-nolog
文書の著者へエラーメッセージをメールすることを無効 にします。
-noprint
印刷機能を無効にします。
-noredir
URL リダイレクションをたどりません。
-noreferer
Referer ヘッダの転送を無効にします。
-nosocks
SOCKS 対応の Lynx で SOCKS proxy を使用しません。
-nostatus
ステータスメッセージを取得しません。
-number_links
強制的にリンクに番号つけします。
-popup
単一選択の SELECT オプションをポップアップウィンド で扱うかラジオボタンのリストで扱うかを切替えます。
-post_data
POST フォームのために適切に整形されたデータを標準 入力から読み込みフォームに渡します。入力は '---' で始 まる行で終了します。
-print
印刷機能を有効にします。(デフォルト)
-pseudo_inlines
ALT 文字列のないインラインのための疑似 ALT を切替 えます。
-raw
開始時の文字集合のデフォルトセッティングを8ビット 文字変換あるいは CJK モードに切替えます。
-realm
開始時の境界で URL へのアクセスを制限します。
-reload
proxy サーバのキャッシュを更新します。 (開始時の文書のみ有効です。)
-restrictions
サービスのリストを選択的に無効にでき,以下の形式を 取ります:
lynx -restrictions=[option][,option][,option]...
オプションが与えられないとこのリストが表示されます。
all
すべてのオプションを制限します。
bookmark
ブックマークファイルの位置の変更を禁止しま す。
bookmark_exec
ブックマークファイルからのリンクの実行を禁 止します。
change_exec_perms
ローカルファイルの管理が有効なときにファイ ルの実行パーミッションの変更を禁止します(が, ディレクトリのパーミッションの変更は可能です)。
default
コマンドラインオプション -anonymousと同じです。匿名ユーザのデ フォルトサービスを無効にします。現在は inside_telnet, outside_telnet, inside_news, inside_ftp, outside_ftp, inside_rlogin, outside_rlogin, jump, mail and goto を除いてすべて制限されます。デフォルトは userdefs.h で設定可能です。
dired_support
ローカルファイル管理を禁止します。
disk_save
ダウンロードメニューでバイナリファイルの保 存を禁止します。
download
ダウンロードメニューでダウンローダを禁止し ます。
editor
編集を禁止します。
exec
スクリプト実行を禁止します。
exec_frozen
ユーザがローカル実行オプションを変更するの を禁止します。
file_url
file: URL への G)oto,リンクあるいはブック マークの使用を禁止します。
goto
'g' (goto)コマンドを無効にします。
inside_ftp
ドメイン内の人の ftp を禁止します。
inside_news
ドメイン内の人の USENET News への投稿を 禁止します。
inside_rlogin
ドメイン内の人の rlogin を禁止します。
inside_telnet
ドメイン内の人の telnet を禁止します。
jump
'j' (jump)コマンドを無効にします。
mail
メールの機能を無効にします。
news_post
USENET News への投稿を無効にします。
options_save
オプションを .lynxrc に保存することを禁止 します。
outside_ftp
ドメイン外の人の ftp を禁止します。
outside_news
ドメイン外の人の USENET news への投稿を禁 止します。
outside_rlogin
ドメイン外の人の rlogin を禁止します。
outside_telnet
ドメイン外の人の telnet を禁止します。
print
印刷オプションの大部分を禁止します。
shell
シェルエスケープを禁止します
suspend
Unix 上で Control-Z のサスペンド によるシェルへのエスケープを禁止します。
telnet_port
telnet への G)oto でポートを指定することを 禁止します。
useragent
User-Agent ヘッダの変更を禁止します。
-resubmit_posts
フォームが返した文書が PREV_DOC (左矢印) コマンドで,または履歴ページから指示されたと きに POST メソッドのフォームの(キャッシュしない)再送信 をするかどうかを切替えます。
-rlogin
rlogin コマンドの認識を無効にします。
-selective
ディレクトリをブラウズするために .www_browsable ファ イルを要求します。
-show_cursor
有効ならばカーソルは右隅に隠されずに現在選択されて いるリンクの先頭に位置します。show_cursor は FANCY_CURSES 機能をつけないシステムではデフォルトで, デフォルトの設定は userdefs.h で変更できます。
-soft_dquotes
'>' をダブルクオートとタグの両方の終端 として扱う古い Netscape と Mosaic のバグのエミュレーショ ンを切替えます。
-source
dump と同様に働きますが,整形された文書ではなく HTML ソースを出力します。
-startfile_ok
-validate で http 以外のスタートファイル およびホームページを許可します。
-telnet
telnet コマンドの認識を無効にします。
-term=TERM
Lynx に通信を仮定するターミナルタイプを知らせます。 (例えば,Lynx が次に別の Lynx プロセスを起動するスクリ プトを起動する リモート TCP/IP ポートに接続するとき, これはリモート実行に有効です。)
-trace
WWW トレースモードを切替えます。
-traversal
スタートファイルから導かれるすべての http リンクを たどります。-crawl とともに用いると,スタート ファイルど同じ文字列で始まるそれぞれのリンクがインデッ クス付けされる代わりにファイルに出力されます。より詳し い情報は CRAWL.announce を参照してください。
-underscore
ダンプで _アンダーライン_ フォーマットの使用を切替 えます。
-validate
(確認のため) http URL のみ受け付けます。完全なセキュ リティの制約も実現されます。
-version
バージョン情報を表示します。
-vikeys
vi 風のキー移動を有効にします。

オプションは必要ではなく,スタートファイルの引数も必要ではありませ ん。空白は上のオプションリストで等号('=')に置き換えることがで きます。 [目次へ]

Lynx の開発履歴

Lynx はカンサス大学のキャンパス情報システムを構築するための努力の成果 から生まれました。最初期のバージョンの Lynx は curses-oriented なディ スプレイデバイスを通じてマルチユーザ(Unix や VMS)システムに接続された ユーザのためのユーザフレンドリな,分散ハイパーテキストインターフェース を提供しました。独自のハイパーテキスト形式がローカルファイルとリモート Gopher サーバ上のファイルをリンクするハイパーテキストをサポートするた めに開発されました。分散ファイルサービスのために Gopher サーバを用いる ことが幅広いプラットフォーム(Unix, VMS, VM/CMS, および Macintosh)からの情報を公表する情報提供者を可能にしました。 加えて,Lynx は,補助的な能力のみでしたが,最もユーザフレンドリな Gopher クライアントになりました。

この分散アプローチは提供者が情報の完全な管理を保てるようにしました が,ある意味で利用者と提供者の間の意思の疎通をより困難にしました。カン サス州立大学の Neal Erdwien の導きに従い,Lynx のハイパーテキスト形式 はそれぞれのファイルの所有者の情報を含んだリンクを含むように拡張されま した。この情報は Lynx クライアントを実行する利用者が提供者に e-mail で コメントや意見を送ることを可能にしました。

この初期のバージョンの Lynx はリモートシステム上で実行するプログラ ムへのハイパーテキストリンクをサポートするように拡張されました。それは Telnet コネクションを開くことはもちろん,プログラムを rexec, inetd あ るいは直接 socket 接続して実行することも含みました。これらの能力は利用 者がデータベースや特定のプログラムインターフェースにアクセスすることを 可能にすることが含まれていました。

次のバージョンの Lynx は完全な WWW サーバのリストにアクセスできるよ うに,Lynx 独自のフォーマットより,HTML でハイパーテキストを構築するた めのオプションとともに World Wide Web ライブラリを統合しました。HTML は非常によく用いられるようになり,独自のフォーマットは徐々に廃止されま した。WWW ライブラリを付加して,Lynx は,curses 環境で提供される表示能 力により制限される以外は,完全な仕様の WWW クライアントになりました。

Lynx はカンサス大学の Academic Computing Services の Lou Montulli, Charles Rezac および Michael Grobe によって設計されました。Lynx は Lou Montulli によって実装され,Garrett Arch Blythe と Craig Lavender によっ て維持されました。

Foteos Macrideslynx-dev リストのメンバー は1994年5月の v2.3 のリリースから Lynx を開発サポートしています。 Lynx2-3FM のコードセットは v2.4 として1995年6月にリリースされました。 Lynx2-4FM のコードセットは v2.5 として1996年5月にリリースされました。 Lynx2-5FM のコードセットは v2.6 として1996年9月にリリースされました。

Lynx はさまざまなソースからのコードを統合しています。最初期のバージョ ンの Lynx は Saskatchewan 大学の Computing Services の Earl Fogel から のコードを含んでいます。彼は Unix 環境で HYPERREZを実装しました。これ らのバージョンはミネソタ大学で開発された Unix の Gopher クライアントか らライブラリを取り込んでおり,後のバージョンの Lynx は Tim Berners-Lee (ら)と WWW community によって開発された WWW クライアントライブラリコー ドによっています。

最新のバージョンの Lynx を得るための情報は Lynx links を通じて得ることができます。

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